積立投資には新NISAの「つみたて投資枠」がおすすめ

積立投資には、2024年から始まる新NISAの利用がおすすめです。NISAとは、投資で得た利益が非課税となる制度です。

通常、投資で得た売却益や配当金には約20%の税金がかかります。しかし、NISAでは利益や配当金を非課税で全額受けとることが可能です。新NISAは非課税期間が無期限のため、老後資金の用意などの長期投資にも向いています。

出所:金融庁「新しいNISA」

新NISAのつみたて投資枠の場合は年間120万円まで、非課税保有限度額(総枠)が1800万円まで非課税で投資できるため、新NISAでの積立投資を検討するといいでしょう。

老後資金に積立投資を検討しよう

運用にはリスクがありますが、金融庁は資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向があるとしています。

また、積立投資には利息に利息がつく複利の効果により、資産が雪だるま式に増えていく特徴もあります。

一方で、途中で積み立てを辞めたり、売却したりするとこのような効果は弱まります。長く続けられる投資対象や積立額を検討するといいでしょう。

金融庁によれば、現行のつみたてNISAでも商品数は233本あります(2023年6月23日時点)。商品選びに悩まれる方もいると思いますから、今から自分に合った投資対象を考えるべく、情報収集をしてみるといいでしょう。

ただ投資にはリスクが伴いますから、あくまでも余剰資金でおこなうよう注意しましょう。

参考資料

苛原 寛