老後2000万円【預貯金vs積立投資】 月5万円の積み立てで何年で貯まるか
早速、預貯金と積立投資それぞれで老後2000万円を貯めるために必要な年数をシミュレーションしましょう。
毎月5万円を貯金もしくは積立投資することが前提です。また、預貯金の年利は0.002%、積立投資の年利は3%でシミュレーションします。シミュレーション結果は以下のとおりです。
預貯金(年0.002%)vs積立投資(年3%)
積立年数 預貯金 積立投資
- 5年間 300万円 323万円
- 10年間 600万円 699万円
- 15年間 900万円 1135万円
- 20年間 1200万円 1642万円
- 24年間 1440万円 2105万円
- 30年間 1801万円 2914万円
- 34年間 2041万円 3539万円
預貯金の場合、老後資金2000万円を用意するのに必要な年数は34年間です。一方で、年利3%で積立投資ができた場合は24年間で2000万円の資産を築けます。
積立投資か貯金かで、ここまで差が出ることに驚く人もいるのではないでしょうか。
ただし、上記のシミュレーションは積立投資の運用利回りが年利3%であることが前提です。実際の投資ではリスクがありますし、運用利回りがいくらになるかはわかりません。
【年利1~6%別】月5万円の積立投資をシミュレーション
さきほど積立投資を年利3%で運用した場合の資産額の推移をシミュレーションしましたが、運用利回りが年利3%以外の場合はどうなるのでしょうか。
年利1~6%で、毎月5万円を24年間積立投資した場合の資産評価額をシミュレーションしてみましょう。シミュレーション結果は以下のとおりです。
月5万円を24年間積立投資した場合の資産評価額
年利 資産評価額
- 1% 1627万円
- 2% 1846万円
- 3% 2105万円
- 4% 2411万円
- 5% 2774万円
- 6% 3206万円
運用利回りが年利1%の場合は、資産評価額が1627万円となります。2000万円には373万円届きません。
一方で、年利6%で運用できた場合の資産評価額は3206万円です。3206万円あれば、一般的に十分な老後資金が確保できるといえるでしょう。
上記のように、運用利回りによって資産額は大きく異なります。積立投資で老後資金を用意する場合は、運用利回りによって資産額が変動することを覚えておいてください。