夏休みの総合型選抜対策:その3「小論文」
総合型選抜で課せられることの多い小論文は、大学や学部学科によって規定や傾向が異なります。
総合型選抜の過去問題を大学の公式サイトで公表している大学もあるので、事前にチェックしましょう。
有名私立大学の総合型選抜に特化した小論文対策塾があるほど、小論文は合否を分ける重要なものです。
与えられたテーマや資料を読み取り、時間内で自分の考えをまとめて書き上げるスキルはそう簡単に上達するものではありません。
上達が容易ではない「小論文」は対策が不可欠
思考力と読解力、そして誤字脱字をなくすには時間がかかりますし、自己流で対策を練っても無理があります。夏休み中に小論文に不安を感じている時は迷わずに小論文対策の塾や通信教材を利用して、入試日までに鍛えるようにしましょう。
夏休みの総合型選抜対策:その4「面接の練習」
総合型選抜での面接は学生を受け入れる大学側が「この受験生は本当に我が校に合うか」「本当に入学したいのか」と適性や意欲を判断する運命の分かれ道です。
個別面接、集団面接や議論形式と大学により実施方法が異なるので、受験校の面接がどのように行われるのか必ず確認してください。
面接も小論文同様に慣れが大切です。学校の先生に頼むのが一番ですが、先生も多忙で実施回数も希望通りとはいかないこともあります。親や友人に面接官役になってもらい面接練習をしてみましょう。
集団面接や議論形式の場合、総合型選抜に特化した塾やオンライン塾を活用して対策を練るのも、時には必要です。
面接は「瞬発力」が大切
面接では志望動機や高校での活動など定番の質問にスラスラこたえられるよう、面接時に聞かれそうな内容を文面にして言葉に出す練習をしてください。
それと同時に、時事問題もチェックし自分の考えを書き留めるなどし,普段の生活の中でも、自分の考えをすぐに言えるよう意識しましょう。
総合型選抜のみに全てを賭けるのは危険
総合型選抜は年内に合否が判明しますが、合格者を決めるまでの選考期間も長く「受かるかどうか気になる」という状況が筆記試験以上に続きます。
残念ながら不合格だった場合は、年明けから始まる筆記試験を受けないといけません。夏休み期間中は総合型選抜の準備もしつつ、勉学に励み学力向上もしていく必要があるので意外と負担が大きいです。
夏休みは受験生にとって天王山であり、時間を無駄にはできません。
総合型選抜に向けて小論文や面接対策をする時間と、筆記試験に向けた勉強時間の配分を考えてスケジュールを作成していきましょう。
参考資料
中山 まち子