株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。
配当や優待を受けとっていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動き、リターンに影響を与えるもの。
株式投資において、「株価の値上がり・値下がり」は見逃せない要因です。
今回はベネッセホールディングス(9783)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
1. ベネッセホールディングス(9783)の配当金のリターンはいくらか
ベネッセの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年3月期の中間配当と2023年3月期期末配当」の計2回を受け取ることができます。
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出所:株式会社ベネッセホールディングス「2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年7月4日
- 株式の取得価格:2179円(取得日の終値)
- 2023年3月期・中間配当:30円
- 2023年3月期・期末配当:30円
- 100株ベースの配当金のリターン:6000円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
2. ベネッセホールディングスの株主優待のリターンはいくらか
ベネッセホールディングスは決算期(2023年3月期)現在、100株以上保有する方に向けて優待品を年2回提供しています。
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出所:株式会社ベネッセホールディングス「株主優待」
優待品は、毎回内容が変わる株主優待品カタログから1点を選べます。たとえば、「ベネッセビースタジオ2000円クーポン券」などが挙げられます。そのため、優待のリターンは2回分合わせて4000円です。
3. ベネッセホールディングスの株式投資のトータル・リターンはいくらか
以上、配当金と株主優待のリターンについて振り返ってきました。
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2022年7月4日
- 株式の取得価格:2179円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2023年7月3日
- 1年後の株価の終値:1847円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:▲3万3200円
そして最後に、トータル・リターンを計算します。
- 配当金のリターン:6000円
- 株主優待のリターン:4000円
- 株価変動によるリターン:▲3万3200円
- トータル・リターン(金額ベース):▲2万3200円
- トータル・リターン(%ベース):▲10.6%
トータル・リターンは金額ベースで▲2万3200円でした。
4. ベネッセホールディングスの配当推移を確認
ベネッセホールディングスの株式の年間リターンは▲10.6%でした。
最後にベネッセの配当金の推移を確認しましょう。
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出所:株式会社ベネッセホールディングス「株主還元」
配当金・優待・株価とそれぞれの要素を確認すると、どのような影響が株式投資のリターンにあらわれているかわかりやすいでしょう。
今回確認した通り、株式投資の際は配当や優待だけでなく、株価水準についてもきちんと確認してみてください。
※一部数値に誤りがあり、2023年7月5日付けで訂正しております。お詫び申し上げます。
参考資料
宮野 茉莉子