【NHK朝ドラ・らんまん】ヤマザクラの育て方

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栽培環境

日がよく当たり、風通しのよい場所を好みます。排水性の良い土に植えましょう。ヤマザクラは野生種のヤマザクラは園芸種と比べて背丈が高くなる傾向があります。

地植えにすると15~25メートルほどになるので、十分なスペースが必要。一般家庭で栽培する場合は、鉢植えにするほうが管理も簡単です。

水やり

鉢植えの場合は土が乾いてきたら、鉢底から水が流れ出るまでタップリ与えましょう。地植えは自然の雨に任せるだけで大丈夫。夏に日照りが続いた場合は水やりするとよいでしょう。

剪定

サクラは枝を切ったあと切り口が乾きにくいため、断面から病気にかかってしまうことも。そのため昔からサクラはなるべく切らないほうがよいとされてきました。

ただ、枝が伸び過ぎたり混み合ったりしてきた場合は、ダメージが少ない休眠期の12~3月に剪定します。太い枝を切り落としたときは、切り口に殺菌有合剤を塗るとよいでしょう。

肥料

植え込む際に元肥として油かすなどの有機肥料や堆肥を施します。とくに肥料がなくても育ちますが、活発な生育を期待するのであれば、寒肥を1~2月に与えましょう。

春の里山を彩り野趣あふれるヤマザクラ

木々の芽吹きで山がうっすらと緑色に色づく頃、里山の原風景を彩る淡いピンクのヤマザクラ。ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、ナチュラルな気品を感じさせます。

花と葉が同時に開いていたらヤマザクラなので、サクラを見かけたときは参考にしてくださいね。