6月に夏のボーナスを受け取る人も多いのではないでしょうか。ただし、ボーナスは社会保険料や税金が引かれるため、思ったよりも手取りが少ないと感じる人もいるかもしれません。
また、社会保険料や税金が天引きされるのは会社員の給与だけでなく、年金も同様です。
6月は年金支給月で、6月から振り込まれる2023年度の年金は68歳以上でプラス2.2%、67歳以下でプラス1.9%へ増額となりました。ただ、振り込まれる年金は、税金や社会保険料が天引きされたあとの金額となります。
そこで本記事では、年金から天引きされるもの5つを解説します。年金月15万円の手取り額も紹介するので、参考にしてみてください。
1. 6月支給の年金から天引きされるもの5つを「年金振込通知書」で確認
金融機関への口座振替で年金をもらっている人は、毎年6月に「年金振込通知書」が送付されます。年金振込通知書をみれば、6月から翌年4月までに支払われる年金額を把握可能です。
また、年金振込通知書には年金から天引きされる税金や社会保険料の金額も記載されています。年金振込通知書のサンプルと天引きされる税金や社会保険料の種類は以下のとおりです。
1.1 年金から天引きされるもの5つ
- 介護保険料
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料
- 所得税額
- 復興特別所得税
- 個人住民税額
年金は、原則上記の5つの税金や社会保険料が天引きされます。そのため、額面すべてを受け取れると思っていると、年金振込通知書や実際の振込額をみて驚くかもしれません。
ただし、所得水準が一定以下などの要件を満たせば税金や社会保険料の支払いが発生しない場合もあります。