2.2 「年金振込通知書」の見方とチェックポイント

出所:日本年金機構「年金額改定通知書と年金振込通知書(一体となったもの)」

「年金振込通知書」には、以下の項目が記載されています。

2.3 年金振込通知書の項目

  • 年金支払額
  • 介護保険料額
  • (後期高齢者医療保険料および国民健康保険料)
  • 所得税額および復興特別所得税額
  • 個人住民税額
  • 控除後振込額

なお、「後期高齢者医療保険料および国民健康保険料」は、天引きされる方のみ記載されており、該当しない方には記載されていません。

前回までの支給額と比較したい場合は、右側にある「参考:前回支払額」を参考にすると良いでしょう。

振込先金融機関を確認したい場合は、右上の「振込先」に金融機関名と支店(支所)が記載されています。

「年金振込通知書」では、「年金支払額」だけでなく介護保険料や所得税、住民税など年金から天引きされるものの明細もしっかり確認することが大切です。

控除後の手取り額は最終行の「控除後振込額」の金額になりますので、実際に使える金額はいくらなのか確認しましょう。

3. 2023年度の年金受給額の確認を

「年金額改定通知書」には年金額改定後の金額が記載されているので、改定により年金額にどのくらい増減があるのか確認しましょう。

また、「年金振込通知書」には6月から翌年4月までに支給される年金額のほか、介護保険料や所得税・住民税などの控除金額も記載されているので、忘れずに確認することが大切です。

参考資料

木内 菜穂子