LIMOが2022年7月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年7月10日)

シェードガーデンとは「日陰の庭」のこと。植物にとって日光は欠かせませんが、猛暑のなか、強い日差しにさらされて弱っている草花を見るのはつらいものです。

特にここ数年は、日陰のほうが植物にとってよい環境かと思えるほどの暑さ。直射日光が当たらない日陰や半日陰で、ガーデニングを楽しむのも一案かもしれませんね。

そこで今回は、夏の庭に清涼感を与えてくれるシェードガーデンの作り方、オススメの植物を紹介します。

1. シェードガーデンをオシャレに見せるコツ

1.1 日陰に適した植物を選ぶ

全く光が当たらないと植物は育ちませんが、1日に数時間だけでも、ほのかな光が当たると植物の栽培は可能です。夏は太陽の高度が高くなり、北側スペースにも日差しが届きやすくなります。

植物の中には日当たりよりも日陰を好む品種が数多くあります。植物の性質をよくチェックして、日陰で元気に育つ植物を選ぶとよいでしょう。

Maria Evseyeva/shutterstock.com

1.2 葉がキレイな植物を選ぶ

シェードガーデンではどちらかというと花ではなく葉が主役です。日陰を好む植物は比較的花があまり目立たず控えめ。丸い葉、細長い葉、切れ込みが入った葉など、異なる形を組み合わせて、葉の美しさを楽しみましょう。

葉の質感もツヤがあったりマットな手触りだったりと、品種によってさまざま。違うタイプの葉を隣り合わせにすると効果的です。

1.3 草姿や葉色に変化をつける

直立して伸びるタイプと横に広がるタイプ、大型でインパクトのある葉と柔らかなラインの葉など、草姿に変化をつけて植栽しましょう。グリーンの中に白い斑入りやカラーリーフなどを加えると、葉色にメリハリが出てオシャレです。

1.4 鮮やかな花色の一年草をプラスする

葉だけでは華やかさに欠けるというときは、花色が鮮やかな一年草をところどころに植え込むのがオススメ。インパチェンスやトレニアなど半日陰でも育つ草花を選びましょう。カワイイ花がシェードガーデンのフォーカルポイントになってくれます。