全然話を聞いてくれない…
批判の声には耳を貸さず、「お前はツイッター向いてない!」と逆上する始末。漫画の登場人物でなくとも、「だからそういうとこだよ!」と言いたくなってしまいますね。
SNS上に限らず、人との距離の詰め方は非常に難しいもの。自分では上手くできていると思っていても相手にとってはそう受け取ってもらえない場合もあるため、今回の漫画の登場人物を反面教師として、今一度考えておきたいですね。
今回のエピソードには多数のいいねに加え、リプライ欄には、
「学校は勉強より距離感の詰め方を教えた方が総合的に為になるかと」
「距離感バグってるは自分にも言えること故に注意しないとなぁ…(とりあえず相手に配慮する事を念頭にしています)」
「ネットだと距離感バグってよく見るやつですな」
「うわぁ、わかる……はじめましてなのに急にタメ語使う方とか見ると、『ええぇぇ??』ってなります。」
など、投稿に共感した人たちからの感想が数多く寄せられました。
【再掲】距離感ツメツメマン pic.twitter.com/LvRoZqXKsO
— 洋介犬 (@yohsuken) June 6, 2023
投稿主さん「『読んだ人の心に永く遺る』ものを」
ツイートの投稿主さんにお話をうかがいました。
――洋介犬さんが漫画制作をされるうえで大切にされている世界観やテーマについてご教示ください。
以前から当方のホラー漫画は「お持ち帰りホラー」と呼ばれ、「読んだ人の心に永く遺る」ものを、ともすれば売り上げより重視しています。
そういう意味で、「刺さる」ものになれば幸いと思い、刺激的な作品を志しています。
――洋介犬さんがネタを思いつかれるうえで日々意識していることや心がけていることがありましたらご教示ください。
「自身が言いたいこと」よりも「誰かが言ってほしいだろうけど、言えないこと」や「誰かが望んでいるかもしれない言葉」を意識しています。
なので意識的にはマッサージ師のような「ツボを探して押す」に似た感覚を意識しています。
――SNSで頻繁に投稿が話題になることについてご感想や今後の抱負をご教示ください。
多くの反響をいただけることは非常にありがたいことで、上記のようなサービス精神がひとりよがりな空振りでないことに安堵もします。
今後も「100年後にも語り草になる」遺る漫画を描き続けられるよう頑張ります。
――その他、記事の読者の方にアピールしたいポイントがございましたらご教示ください。
Twitter始めインスタやSNSでの発信もしていますが、本業は商業漫画家で、今も7つの連載を手掛けております。
よろしければそちらでもめくるめく刺激的な作品をお楽しみください!
ツイートとあわせて漫画作品をチェック!
Twitterで注目を浴びている、漫画「距離感ツメツメマン」をご紹介しました。
洋介犬さんのTwitterでは今回ご紹介した漫画のほかにも漫画ツイートを多数投稿されています。
なお、ホラー漫画家として活動している洋介犬さんは、6月20日にサイコホラー新作『LaLaLa…』単行本第一巻が秋田書店から発売されます。気になる人はそちらもあわせてチェックしてみてください。
参考資料
中沢 新