LIMOが2022年7月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年7月21日)

夏は種まきには向いていないと思っている方も多いかもしれません。しかし、夏でも種まきできる草花が数多くあります。

いま種をまいておけば、秋から冬にかけてカワイイ花が楽しめます。秋の庭がにぎやかになることでしょう。

今回は夏に種まきできる一年草と、夏の種まきを成功させるコツを紹介します。

1. 夏の種まきを成功させるコツ

1.1 直射日光を避ける

まいた種や発芽したての芽は直射日光が当たらないように気をつけましょう。夏の強い日光で傷んでしまうことがあります。種まき後は家の北側や軒下などの明るい日陰に置いたり、遮光ネットなどを掛けたりすると安心です。

1.2 水切れさせない

発芽には適度な水分が不可欠。気温が高いと水分の蒸発が多くなり、土がカラカラになってしまうことも。乾燥で土の表面も固まることもあるので、土の湿り具合をよく観察しましょう。乾いてきたら早めに水やりをおこないます。

水やりはジョウロを使わず、種が流れ出ないように霧吹きで優しくスプレーするとよいでしょう。

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1.3 こまめに間引きする

夏は夜間でも気温が下がりにくく、発芽した芽は夜の間もスクスクと生長してしまうことが多くなります。夜間は光がないために徒長しやすくなるので、ヒョロヒョロした芽はできるだけ早く間引きをしましょう。

しっかりした芽を残すようにすれば、元気な苗に育ちやすくなります。

1.4 気象情報に注意する

近年では急に大雨が降ったり突風が吹いたりすることが多くなってきました。真夏に台風が日本に近づくこともあります。風雨が強くなりそうな日は、育苗床を玄関や室内など安全な場所に避難させましょう。

2. 夏に種まきできる一年草!初心者も育てやすい品種6選

2.1 パンジー・ビオラ

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花が少なくなる秋から春にかけて庭を彩ってくれるパンジーやビオラ。花色が豊富でガーデニングで大人気の花です。パンジーは華やかさがあり、小さめのビオラはナチュラルな雰囲気。

生育が早いので夏にまけば年内に開花します。秋までに少しずつタイミングをずらしながら種まきすると、長い間カワイイ花が楽しめてオススメです。※参考価格:200~400円前後(種1袋)