LIMOが2022年7月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年7月18日)

花が少なくなる真夏に、太陽の光をタップリ受けて元気に咲くエキナセア。大輪の花が華やかで、夏の庭で存在感を発揮します。

こんもりと丸く盛り上がる中央部と、咲き開くにつれて垂れ下がる花弁が個性的です。

今回は夏の庭に映えるエキナセアと、一緒に育てやすいオススメの草花を紹介します。

1. エキナセアとは?

Anna-Nas/shutterstock.com

北米原産のエキナセアはギリシャ語で「ハリネズミ」を意味する言葉が名前の由来。中央の盛り上がった部分がハリネズミの背中にそっくりです。

花は夏から秋まで途切れることなく咲き続け、切り花やドライフラワーとしてもよく利用されます。品種が豊富で咲き開くにつれて花弁が垂れ下がるタイプもあり、変化する花姿を楽しめるのが魅力。

暑さや寒さに強く、病気や害虫の心配もほとんどありません。多湿を嫌うので風通しのよいところで乾燥ぎみに育てましょう。

2. 夏でも元気に開花する!エキナセアの品種

エキナセアは近年品種改良が進んできました。さまざまな品種があり、花姿や花色がバラエティー豊富。ここではその一部を紹介します。

2.1 プルプレア

Milosz Maslanka/shutterstock.com

プルプレアはエキナセアの代表的な園芸品種。一重や八重、花弁が下垂するタイプ、下垂しないタイプなど品種によって花姿が異なります。

白や黄、ピンク、淡いグリーンと花色も多彩。草丈は40~70センチで、比較的コンパクトにまとまります。

2.2 パラドクサ

Heinsdorff Jularlak/shutterstock.com

パラドクサはエキナセアの原種で「イエローコーンフラワー」とも呼ばれています。黄色の花が咲き、花弁が細く垂れ下がるのが特徴。中央部の茶色と花弁の黄色のコントラストが鮮やかです。

プルプレアより開花が早めで、6月下旬から咲き始めます。