アジサイは梅雨シーズンの代表花。梅雨の晴れ間には華やかに、雨が降る日はしっとり濡れて、天候によって違った表情を見せてくれる落葉低木です。

コロンとしてゴージャスな花から、シンプルで野性味のある花まで、種類によって花姿はさまざま。今回はアジサイを育てるコツや、代表的な種類を紹介します。

育てやすさも魅力!梅雨の代表花【アジサイ】

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  • アジサイ科アジサイ属
  • 落葉低木
  • 原産地:日本
  • 樹高:50~200センチ
  • 開花期:6~7月
  • 花色:紫・青・ピンク・白・赤など
  • 参考価格:1000~2000円前後(5号ポット苗)

アジサイは日本原産の落葉低木。もともと森林など湿り気が多く、光の届きにくい場所に自生していました。耐陰性が強いので、やや日当たりに恵まれない日陰の庭でも育てられます。

ただ、昔の日本では庭木としてアジサイの人気はいまひとつだったとか。あまりにも身近な存在だったうえに、花姿もややおとなしめだからかもしれません。

日本のアジサイが海外に渡り、園芸種として品種改良された苗が日本に逆輸入されたことから人気が上昇。現在では梅雨時期に欠かせない花として、日本が誇る花のひとつになっています。

アジサイの美しい花は「装飾花」と呼ばれ、実はガクが花弁のように変化したもの。中央のあまり目立たない小さなツブが本来の花です。

アジサイは土壌の酸度で色合いが変わるのも大きな特徴。酸性では青っぽく、アルカリ性なら赤味を帯びます。

アジサイ栽培は【4つのコツ】をおさえればOK

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【コツその1】栽培環境は明るい半日陰がベスト

アジサイは強い直射日光が苦手なので、明るい半日陰を好みます。日陰でも育ちますが、日光が不足すると花色がくすみ、花数も期待できません。

できるだけ真夏の強い日差しや午後の西日が当たらない場所がオススメです。鉢植えにしたアジサイは、夏の間だけ軒下などに置くとよいでしょう。

【コツその2】雨が降らない日が続いたら水やりを

多湿を好むアジサイは水切れすると弱ってしまいます。地植えにした場合も、しばらく雨が降らないときは水をかけてあげましょう。

鉢植えはとくに乾燥しやすいので注意が必要です。夏の高温期には朝夕2回タップリと水やりします。花に水がかからないように気をつけながら、葉や茎も湿らすようにするとよいでしょう。

【コツその3】開花前の液体肥料で花色が鮮やかに

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肥料は寒肥として2~3月に油かすなどの有機肥料や緩効性化成肥料を施します。開花前の5月に10日に1回程度、液体肥料を与えると花色が鮮やかに。

土の酸度によって青や赤の花色が変わることから、青い花用や赤い花用といった専用肥料も市販されています。

【コツその4】花が咲き終わったら剪定を

翌年に咲く花の数を増やすためには、適切な時期に適切な場所で剪定することがポイント。翌年の花芽は開花後すぐにできるので、剪定を間違えると花が咲かなくなります。

剪定の時期は花が咲き終わったあと、7~9月にかけてが適期です。花の下から2節目ぐらいでカットしましょう。

ただ毎年軽い剪定を繰り返していると、アジサイの背丈が高くなり過ぎて間延びしてしまうことも。花数が減るのを覚悟のうえ、数年に1回思い切り低く切り戻しするのもオススメです。