過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2022年6月6日)

2018年から始まったつみたてNISA。つみたてNISAに関する広告やSNSでの投稿を見ない日がないくらい、身近なものになっていますね。

通常は運用益に20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは年間40万円まで投資信託をつみたて購入することができ、その利益が20年間非課税になります。

ネットなどで「初心者におすすめ!」と紹介されることも多く、なんとなく口座を開設してみたものの、「どんな投資信託を選べばいいのかわからない!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回はこれからつみたてNISAを始める方に向けて、「買うべきじゃないインデックス投資信託」を4選案内していきます。

1. つみたてNISAとは

つみたてNISAでは金融庁厳選の投資信託213本の中から、自分で投資対象を選びます。内訳は以下のとおりです。

  • 指定インデックス投資信託:183本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):23本
  • 上場株式投資信託(ETF):7本

出典:金融庁「つみたてNISAの対象商品」(2022年4月26日時点)

一番本数が多い「インデックス投資信託」は株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指す投資信託です。例えば、日本株式ならTOPIXや日経平均、米国株式ならNYダウ、世界株式ならMSCI指数といった指標があります。

「アクティブ運用投資信託」とはベンチマークを上回る運用成績を目指すもので、一般的に手数料も高めに設定されています。

では、つみたてNISAで運用中の方はどちらのタイプを選んでいるのでしょうか。金融庁の「NISA 口座の利用状況調査(2021年6月末時点)」によると、つみたてNISAで実際に買付された商品別の割合は下記の通りです。

  • インデックス投資信託…80.8%
  • アクティブ投資信託…12.9%
  • ETF…0.02%

この割合からみても、初心者の方が始めやすいのは、手数料も安く、投資対象の8割を占めるインデックス投信であるといえますね。

次では、選んではいけないインデックス投信の4つの特徴をお伝えしていきます。

2. 【買うべきじゃない投信1】とりあえず勧められただけ。自分ではよくわからない

つみたてNISAで運用中の方には、金融機関の窓口で勧められたが内容はよくわからない、という声をよく聞きます。インターネットの口コミでとりあえず1番人気を買う、という方法もあまりおすすめできません。

もちろん口コミを参考に自分で調べ、納得できればいいですが、かならずご自身でもどのような投資先が含まれるかなど確認しましょう。

つみたてNISAは20年間の非課税期間があり、なるべく長期で運用することで利益が見込める制度です。10年以上の長期間にわたって投資する対象ですので、信託報酬や純資産などを参考に決めていきましょう。