2023年5月8日、外務省は新型コロナウイルスにかかる感染症危険情報について、世界の感染状況が改善していると判断し、全世界に発出していた「レベル1(十分注意してください)」を解除しました。

このニュースを受けて、「この夏こそは海外旅行に行きたい!」と思っている方も増えているのではないでしょうか。

今回は日本人に人気の旅行先・ドイツの渡航情報をまとめましたので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

【ドイツの渡航情報】ドイツ入国

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ドイツへの観光目的の入国は、90日間以内であれば査証(ビザ)は不要です。パスポートのみでOKですが、有効期限がドイツ出国予定日より90日以上あることを確認してください。

2022年6月11日以降、日本を含む第三国に対する新型コロナウイルス関連の全ての入国制限が解除。入国に必要だったワクチン接種証明書、陰性証明書、快復証明書の提示義務および入国理由を証明する資料の提示は不要となります。

新型コロナウイルス以外の突然の事故や病気に備えるためにも、海外旅行保険の加入を強くおすすめします。旅先の安全情報を収集するため、外務省の「たびレジ」に登録しておきましょう。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須(出国時に90日以上)
  • 査証(ビザ):不要(滞在期間90日まで)
  • 航空券:必須
  • ワクチン接種証明書:不要
  • 陰性証明書:不要
  • 入国理由を証明する資料:不要
  • 海外旅行保険:推奨
  • たびレジ:推奨

【ドイツの渡航情報】ドイツ滞在中

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2023年4月8日、ドイツ国内における感染予防措置は全て撤廃されました。そのためドイツ入国後のPCR検査や隔離、屋内でのマスク着用義務などはありません。

ドイツで新型コロナウイルスの陽性反応が出た場合は、各州政府によってそれぞれの対応が異なります。在ドイツ日本国大使館のウェブサイト内に記載されている「各州政府の防疫対策」をご確認ください。

滞在情報

  • 入国後のPCR検査:不要
  • 入国後の隔離:なし
  • マスク着用:屋内での着用義務なし
  • 陽性になった場合:各州政府の防疫対策を確認

【ドイツの渡航情報】日本入国時

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2023年4月29日以降、日本入国時に「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」および「ワクチンの接種証明書(3回)」の提出は不要となりました。

空港の検査で陽性反応が出た場合は、指定の宿泊療養施設などで療養する必要がありましたが、2023年5月8日以降は、新たな感染症の流入を防ぐ対策として「感染症ゲノムサーベイランス」を開始。

成田や羽田などの主要空港において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施しています。ただし、この解析で陽性になったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。

また、「Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)」に登録しておくと、混雑しがちな入国審査や税関申告を、ウェブ上でスムーズに行うことができます。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須
  • 航空券:必須
  • 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書:不要
  • ワクチンの接種証明書(3回):不要
  • Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス):推奨

【ドイツの渡航情報】コロナ前とほぼ同様の条件に

今回は、ドイツの渡航情報や必要書類などについてご紹介しました。2023年5月31日現在は、コロナ前とほぼ同様の条件で渡航できるようになったため、ドイツへ行くハードルがだいぶ下がったのではないでしょうか。

なお、渡航情報は予告なく日々更新されるため、記事の内容が変わることがあります。最新の情報につきましては、公式のウェブサイトなどで必ずご確認ください。

参考情報

成瀬 亜希子