春から夏へと季節が少しずつ移り変わる時期になってきました。庭をスッキリと爽やかにしたいときは、青い花を集めたブルーガーデンがオススメです。
ブルーだけでは物足りないというときには、引き立て役として差し色を使うのも効果的。
今回はオシャレなブルーガーデンを作るコツや、夏にオススメの美しいブルーの花を紹介します。
オシャレなブルーガーデンを作る【5つの色合わせアイデア】
【アイデア1】ブルー単色でグラデーション
もっとも簡単なのがブルーの花だけで構成した庭。統一感がありスッキリした印象になります。ブルーの花が咲く品種は比較的多く、同品種でも淡い水色から深みのある紺色までさまざま。
濃淡が際立つように植栽すれば、グラデーション効果で奥行きが出てボリューミーになるでしょう。
【アイデア2】ブルー✖パープルで大人っぽく
ブルーに近い色合いがパープル。主張し過ぎず主役のブルーとうまく調和して、引き立て役を担ってくれるでしょう。大人っぽくしっとりと落ち着いたイメージの庭になります。
パープルの花が咲く品種は、アリウム・アンゲロニア・シラン・バーベナなど。
【アイデア3】ブルー✖ホワイトでスッキリと
ブルーガーデンをより涼やかに演出してくれるのがホワイトの花。どんな色合いともよくなじみ、光を反射して庭を明るく華やかにします。
ホワイトの花が咲く品種は、ガウラ・アスチルベ・ユリ・カラミンサなど。
【アイデア4】ブルー✖ピンクでロマンチックに
ブルーとピンクも相性がいい組み合わせ。ロマンチックなピンク色がブルーの爽やかさをより引き立てます。ブルーガーデンのイメージを崩さない程度の量で植え込みましょう。
ピンクの花が咲く品種は、エキナセア・クリーピングタイム・ハナトラノオ・ベルガモットなど。
【アイデア5】ブルー✖イエローで鮮やかに
イエローはブルーと相反する補色。反発し合うカラーコーディネートが庭にインパクトを与え、メリハリのある風景になります。イエローの花はピンポイントにちりばめて植えるのがコツです。
イエローの花が咲く品種は、ルドベキア・コレオプシス・ランタナ・マリーゴールドなど。
オススメ!爽やかなブルーか美しい花8選
【オススメその1】デルフィニウム
ブルーガーデンに欠かせないのがデルフィニウム。優しい色合いの淡いブルーから、落ち着いた雰囲気の濃紺までカラーバリエーションが豊富です。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
【オススメその2】アジサイ
アジサイは手まりのような大きな花が華やか。梅雨の長雨に濡れながら咲く姿がしっとりとして風情があります。強い日差しが苦手なので半日陰で育てましょう。※参考価格:1000~2000円前後(5号鉢)
【オススメその3】ロベリア
小花が密になって咲くロベリア。細い枝と小さな葉が繊細で、優しい雰囲気を漂わせます。高温多湿に弱いので、梅雨前に株をコンパクトに刈り込んでおくとよいでしょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
【オススメその4】ボリジ
ボリジは星形の青い花がややうつむきがちに咲き、ロマンチックな印象。葉や茎が白い毛でおおわれ、フンワリとした草姿です。こぼれ種からもよく増えます。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
【オススメその5】エボルブルス
エボルブルスは鮮やかな濃いブルーが涼しげ。4~10月まで途切れることなく花を咲かせます。ほふくしながら生育するので、グラウンドカバーにオススメです。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
【オススメその6】クレマチス
細い茎を長く伸ばすツル性植物のクレマチス。フェンスや樹木に絡ませると庭が立体的に。ブルーや紫などカラーバリエーションも豊富です。※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)
【オススメその7】エリンジウム
エリンジウムは丸い花の周りに、トゲが生えているように見えてユニーク。シルバーブルーの花色がシャープで、神秘的な魅力があります。※参考価格:400~500円前後(3号ポット苗)
【オススメその8】ベロニカ
春から秋まで咲き続け品種が豊富なベロニカ。縦に伸びてスタイリッシュな花姿の品種もあれば、地面をはうように横に広がるタイプもあります。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
涼やかな青でリラックスできる夏の庭に
蒸し暑さを吹き飛ばし、ひんやりと涼やかな風景を見せてくれるブルーガーデン。青い色にはリラックス効果があるといわれ、心が落ち着き穏やかな気持ちになれます。
ブルーの濃淡でレイアウトしたり、ワンポイントで差し色を使ったりして、オシャレなブルーガーデンを作ってみませんか。