夏野菜の苗がたくさん出回る時期になりました。育てやすい品種、たくさん実がなる品種など、家庭菜園向きの新品種が続々と登場しています。
家庭菜園ではトマトやピーマン、ナスなどの定番野菜が人気ですが、今年は少し変わった野菜を育ててみるのはいかがでしょう。
そこで今回は、プランターでも育てられる!家庭菜園でチャレンジしたい「定番以外の野菜」を紹介します。さっそくみていきましょう。
プランターでも育てられる「定番以外の野菜」おすすめ5選
アーティチョーク
ヨーロッパでは日常的に食されている野菜で、一度植えると何年も収穫できます。ひとつの株が大きく育つため、たくさん育てることはできませんが、栽培は意外と簡単です。
アーティチョークは苗から育てるのがおすすめ。直径30センチ程度の円形プランターに、ひと株を目安に植え付けます。苗は本葉がしっかり出ているものを選びましょう。
植え付けの2ヶ月後から化成肥料を追肥します。収穫は翌年の6月頃で、柔らかいうちに可食部分のツボミを収穫します。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
クウシンサイ
茎の断面が空洞になっているため、クウシンサイと呼ばれる葉物野菜です。病気や害虫に強く、プランターでも栽培可能です。
種はひと晩、水に浸けてからまくと発芽しやすくなります。幅40センチほどのプランターを使用し、種は点まきにします。本葉が1、2枚出たら間引き、土寄せしておきましょう。追肥も適宜おこないます。
草丈が20センチ以上に育ってきたら先端を摘芯。脇芽が伸びてくるので脇芽を収穫します。※参考価格:200円前後(3号ポット苗)
スイスチャード
レッドやイエローの色彩が菜園でもひときわ目立つ、カラフルな葉物野菜のスイスチャード。ホウレンソウの仲間で、寒冷地以外では春から秋まで収穫可能な野菜です。
プランターで育てる場合は、幅65センチのプランターを使用します。土に10センチ間隔で2列のスジをつけて、種まきをします。本葉が出たら間引き、軽く土寄せもしておきましょう。間引き菜も食べることができます。
20~30センチほどに生長したら収穫できます。株元からハサミで切るのがおすすめです。※参考価格:300円前後(種)
ニンニク
ニンニクは家庭菜園でも栽培可能な野菜です。幅65センチほどのプランターに4~6個の種球を植えつけて育ててみましょう。
種球はホームセンター、ネットショップ等で販売されています。入手したら、尖ったほうを上にして植え付けます。土は2~3センチ程度かぶせましょう。
本来は春に花が咲きますが、花を咲かせると花に栄養が取られてしまいます。花茎が伸びてきたらカットしましょう。ちなみに、この茎は食用可能です。
葉が半分ほど枯れてきたら収穫のサインです。収穫したニンニクは乾燥させるため、天気のよい日に収穫するのがおすすめです。※参考価格:1000~2000円前後(300グラム)
ラッカセイ
栄養豊富なスーパーフードとしても知られるラッカセイ。ラッカセイは子房柄が土に潜って、土中で鞘を作るユニークな植物です。栽培は意外と簡単で、プランターでも育てることができます。
ラッカセイは苗から育てるのがおすすめ。特別な世話は要りません。プランターに植え付けるときは、開口部の広いプランターや鉢を選びましょう。直径40センチ程度の円形プランターに苗ひとつが目安です。
土は子房柄が土に潜りやすいように柔らかく耕しておきます。枝が鉢の外に伸びていくようになったら、鉢内に戻してUピンなどで留めておきましょう。
植え付けの1ヶ月後からは液体肥料を与えます。収穫は花が咲いてから80~100日後。葉が枯れ始めたら収穫しましょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
プランターでも育てられる「ちょっと個性派」の野菜たち
今回はプランターでも育てられる、家庭菜園でチャレンジしたい「定番以外の野菜」を紹介しました。
記事内で紹介した野菜は、今の時期に種まきや苗の植え付けが可能な野菜です。ユニークで珍しい野菜は、他にもたくさんあります。
好みの野菜や珍しい野菜を好きなだけ育てられるのも家庭菜園の醍醐味です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
LIMO編集部