LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月29日)
いよいよ梅雨が明け、本格的な夏が始まりました。異常な暑さが続いていますが、なるべく暑さに強い元気な花を選んで、夏のガーデニングを楽しみましょう。
これから植えるのであれば、生育旺盛で根付きやすい一年草がオススメ。青や紫、白い花を選ぶと、見た目にも涼やかな花壇に仕上がります。
今回は夏の暑さに強く、猛暑を涼やかに彩るオシャレな一年草を紹介します。
1. 梅雨明け後の夏の庭、注意したいポイント
梅雨が明けると、人間だけでなく植物にとっても過ごしにくい季節が始まります。特に昨今の猛暑で庭や花壇の植物はダメージを受けやすい環境です。
できるだけ元気に育てるためにも、土づくり・水やり・通気性に気を付けるようにしましょう。
1.1 土づくり
梅雨明けの花壇は、降雨により酸度が上がり、場所によっては土が固くなっていることがあります。夏の花苗を植える前に、アルカリ性の苦土石灰と、通気性と水はけをよくする腐葉土を混ぜ込み、耕しておきましょう。
1.2 水やり
人間が熱中症対策で水分を取るように、花苗にも十分な水やりが必要です。水やりは朝と夕方の2回、涼しい時間帯におこなうのが基本。
気温が上がった昼間に水やりをおこなうと、水の温度が上がり根を傷めることがあるので注意しましょう。
1.3 通気性
株元に暑さと水分がこもり多湿状態が続くと、病気やカビが発生することがあります。
枯れた葉や咲き終わった花ガラ、折れた茎などはできるだけ取り除き、通気性をよくしてあげましょう。
春から咲き続けている花壇の草花は適度に切り戻しをすると、株が元気になり夏~秋の花つきがよくなりますよ。
2. 夏の庭や花壇に植えたい!涼やかでオシャレな一年草7選
2.1 トレニア
春から秋にかけ、可憐な花を咲かせるトレニア。別名「ナツスミレ」とも呼ばれています。ピンクの可愛らしい花色もありますが、涼やかな花壇にしたいときは青や紫、白花がオススメ。
水はけのよい日なた~半日陰で育てましょう。品種によっては多年草もあります。※参考価格:100~600円前後(3号ポット苗)
2.2 アゲラタム
春から秋に、フワフワした青紫の花を咲かせるアゲラタム。洋風の庭はもちろん、和風の庭にも映える花です。本来は多年草ですが、耐寒性が弱いので日本では一年草扱い。
とはいえ、こぼれ種で増えることがあるので、翌春に再び花が咲くことも。水はけと風通しがよい半日陰を好みます。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
2.3 ロベリア
冬の終わり頃から晩秋まで、長期間花が楽しめるロベリア。蝶のようなカワイイ花を咲かせます。
カラーバリエーションが豊富にあり、青や紫、白や複色を選べば涼しい印象に。
夏の西日と乾燥が苦手なので、午前中だけ日が当たる涼しい場所に植え、土が乾燥しないよう適度に水を与えましょう。※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)