LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月12日)
色や形がほどよく調和し、植物が美しく映える庭や花壇は、どんなスタイルであってもステキなものです。
オシャレな庭や花壇はガーデナーの憧れ。見ているだけで癒やされる、オシャレな庭を自分で作ってみたいと思っている人も多いことでしょう。
そこで今回は、オシャレな庭や花壇の作り方を紹介します。ステキな庭になるオススメの植物もピックアップしてみましたので、さっそくみていきましょう。
1. オシャレな庭や花壇を作る!ポイントは?
テーマカラー、日当たり、植える植物の草丈、開花時期を考慮して、適切な草花や樹木を選べると、よりオシャレな庭に近づきます。
1.1 どのような花苗を選ぶか
庭や花壇に植える花々や樹木は、できれば好みの植物を選びたいもの。苗を選ぶ前に好みの花々を候補にあげて、性質をよく調べておきましょう。そうすると花の配置が考えやすくなります。
まずは庭の図を描いて、考えてみるのがオススメ。日当たりを意識することがポイントです。一日のなかで、あるいは一年のなかで、いつの時間帯に、どこに日がさし、どこが影になるのか。あらかじめ紙に書き出しておくとよいでしょう。
その上で植物の性質を考慮した配置をおこないます。開花時期も書き出しておくと、いつどんな花が咲くか、季節の流れも見えてきます。
植えたい場所と植物の性質が合わない場合は、適した条件を作ってあげることもできます。例えば、やや日陰を好む植物があれば、大きめの植物を植えて、その影になるところに植えてみるとよいでしょう。
1.2 どのように花苗を配置するか
苗を配置するときは、色、高さのバランスが大事です。苗のまま、草丈の高い植物をまず不均等に置いてみて、その間や手前に低い植物を置いてみます。全体のバランスを見ながら、植え付ける場所を調整しましょう。
また花が咲く苗を植える場合は、テーマカラーとアクセントカラーの2~3色程度に留めておくと、ごちゃつきが減ります。シルバーやブラックの葉があると、シックでオシャレな庭になりますよ。
近年は銅葉や黒葉など大人っぽい色合いのカラープランツも人気。土を隠し、植物の株元を埋めるグランドカバー植物にカラープランツなどを取り入れてみるのもオススメです。
1.3 エクステリアも使うとよりオシャレに
レンガで小道を作ったり、手作りのドアなどを配置すると、まるでヨーロッパの庭のようなオシャレな雰囲気に。
オシャレなソーラータイプのガーデンライトなども、夜の庭をステキに演出します。ガーデンテーブルやチェアも、オシャレな色合いのものを選ぶと、庭のアクセントになります。
クレマチスやバラなど大きく生長する植物はアーチやトレリスに這わせるのもステキです。鉢植えにはない、見ごたえのある景色になりますよ。
2. オシャレな庭や花壇に植えてみたい!オススメの植物7選
庭の印象を左右する主役向きの植物や、ほかの植物を引き立たせる名脇役の植物を紹介します。
2.1 アナベル
アナベルは、アジサイの仲間アメリカノリノキの園芸品種で、人気の落葉低木です。淡い緑から白へ変化する様子が大変美しく、手まりのようにこんもりとした花姿がナチュラルガーデンにもぴったり。
半日陰でも育ち、長い間花を楽しめます。※参考価格:1500〜2000円前後(4号ポット苗)
2.2 アジュガ
ブラックリーフのグランドカバーとして活躍するのがアジュガ。地面を覆うように広がり、春にピンクや青の花を咲かせます。
常緑の多年草なので、冬の庭でもシックなグリーンの葉が楽しめます。大人っぽい雰囲気の庭が好みの人にオススメ。
日陰でも育つので、シェードガーデンでも活躍する植物です。※参考価格:300〜500円前後(3号ポット苗)
2.3 ドドナエア
細い葉と樹形が美しい常緑低木。秋から冬にかけて葉がワイン色に染まる「ドドナエア・プルプレア」は、色の変化も魅力な園芸品種。個性的な雰囲気があり、シンボルツリーにも向いています。
丈夫で強健な性質ですが、やや寒さに弱いため、関東以北ではマルチングをするなど防寒対策が必要です。※参考価格:1000〜2000円前後(5号ポット苗)