LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月22日)
今年の夏の気温は、ラニーニャ現象の影響で「平年並み」もしくは「高い」との予報が出ています。人間にとっても、庭の草花にとっても、去年に引き続き厳しい暑さとなりそうです。
夏の庭に植える植物は、できるだけ暑さに強い植物を選んで、涼しげな印象に仕上げたいもの。ブルーの花が咲く植物を植えてみるのはいかがでしょう。
今回は暑さに強い、庭を涼やかに演出する爽やかなブルーの花々を紹介します。
1. 涼やかで爽やか!ブルーガーデンがオシャレ
「ブルー」とひと口に言っても、明度や彩度は花によってそれぞれ異なります。さまざまなブルーの花を上手に組み合わせて、オシャレなブルーガーデンを目指しましょう。
ブルーの花でまとめるときは、明るさの異なる同系色でグラデーションをつけてみるのもオススメ。コンパクトなスペースでも奥行きや広がりを感じることができます。
バツグンに美しいのは、なんといってもホワイトとの組み合わせ。どのようなブルーの花でも、より涼し気で爽やかな雰囲気に仕上がります。
ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト、セイロン・ライティアは組み合わせやすい植物。日向でも半日陰でも生育可能なホワイトフラワーです。
庭の日当たりに応じて、半日陰に向く花と日向に強い花など、耐陰性も考慮しながら植え分けましょう。半日陰ならクレロデンドルム・ブルーウィング、ヘリオトロープ・ブライドブルーなどがオススメです。
2. ブルーの花々がオシャレ!涼やかで爽やかに咲くオススメ8選
夏の暑さにも強い、丈夫で爽やかなブルーの花を紹介します。
2.1 エボルブルス
アメリカンブルーとも呼ばれ、夏の花の中でも特に鮮やかなブルーが印象的な花。夏から秋にかけて休むことなく花を咲かせ続けます。
青い絨毯のように横に広がるので、グランドカバーにもオススメです。※参考価格:300~500円(3.5号ポット苗)
2.2 トレニア
真夏でもブルーやパープル、ピンクのキレイな花を咲かせるトレニア。夏スミレとも呼ばれ、野趣あふれる可憐な姿が魅力です。性質は強健で、環境が合うと次々に花を咲かせます。※参考価格:500~600円(3.5号ポット苗)
2.3 アンゲロニア
夏の暑さに強く、次々と花を咲かせるアンゲロニアは、品種が豊富な植物。
コンパクトタイプから高性まで、庭の雰囲気に応じて草丈を選ぶことができます。
強い日差しにも耐えますが、半日陰でも育てることが可能です。定期的な施肥が長く花を咲かせるポイントです。※参考価格:600~700円(3号ポット苗)
2.4 ルリマツリ
涼し気な花色のルリマツリ。暑さに強く、生育旺盛で秋まで咲き続ける常緑性の熱帯植物です。
草丈が非常に高くなる品種もあるので、その場合は切り戻しが必要な場合もあります。※参考価格:300~500円(3.5号ポット苗)
2.5 ロベリア
涼し気なブルーが夏の雰囲気にピッタリのロベリア。
園芸品種「ロベリア・アズーロ・コンパクト」は、ふんわりとした繊細な花穂が可愛らしい印象です。
圧倒的な分枝力で高密度にこんもり咲きます。※参考価格:300~600円(3.5号ポット苗)
2.6 サルビア
ブルー系のサルビアは、夏の花壇に欠かせない主役にも脇役にもなる花。
草丈が低くコンパクトな「ミスティ」、宿根性のサルビア ネモローサ・カラドンナなどは人気の品種。晩秋まで咲き続けます。※参考価格:300~500円(3.5号ポット苗)
2.7 コンボルブルス
白や青やピンクの淡い花色が清楚なコンボルブルス。セイヨウヒルガオとも呼ばれています。
アサガオに似た花を咲かせ、雨の日や夜は花をとじる習性があります。
つる性の品種が多く、横に広がる性質があるため、花壇の縁取りにも重宝します。※参考価格:300~500円(3.5号ポット苗)
2.8 アゲラタム
フワフワとした質感が可愛らしいアゲラタムはブルーやパープルの花色が夏にピッタリ。星のように花を広げる「スター咲き」と呼ばれる花を咲かせる品種もオシャレです。
蒸れに弱いので水はけのよい土で育てましょう。※参考価格:300~400円(3.5号ポット苗)
3. まとめにかえて
今回はブルーガーデンにオススメの爽やかで涼しげな花々を紹介しました。
上記には紹介しませんでしたが、アガパンサスも草丈が高い花で、ブルーやパープル、ホワイトの花が咲きます。涼やかな印象なので、色違いで植えてみるのもよいでしょう。日陰でも生育が可能です。
またダイアモンドフロスト、ペンタスなどの白花もオススメ。草丈が低いので、全体のバランスを見ながら植え付けます。暑さも一瞬で忘れるような美しいブルーガーデンで爽やかな夏を迎えてくださいね。
LIMO編集部