値上げが続く今、さらに光熱費が値上げとなる可能性があります。

東京電力ホールディングス株式会社と東京電力エナジーパートナー株式会社は2023年5月16日、安定的な電力供給を継続するため、規制料金の値上げを経済産業大臣へ申請したことを公表しました。

2023年6月1日より平均15.9%の値上げになる見込みとしています。

負担軽減に向けた取り組みを推進するとはしていますが、家計には大きく響くことが予想されます。

相次ぐ値上げにおいては、なかなか貯蓄が進まないという家庭も多いのではないでしょうか。

一方で、貯蓄3000万円以上を達成している人がいることも事実です。

貯蓄3000万円と聞くと「日々出ていくお金ばかりなのに、どうすると3000万円も貯まるの?」と疑問に思う人も多

のではないでしょうか。

特に30代〜40代の現役世代の人は住宅ローンの返済や教育費など、何かと物入りです。

本記事では、既に3000万円の貯蓄を達成している人の年収や年齢、職業など、詳細を紹介しています。

来たるべき老後生活へ向けて正しい心構えが出来ているのか?相対的な判断にて、現在の状況を客観的に認識してみてはいかがでしょうか。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

貯蓄3000万円以上を達成している人の割合は17.3%

3000万円以上もの貯蓄を達成している人たちは、全体の17.3%。総数の2割にも満たない割合です。

多額の貯蓄を達成している人々は、どのような環境で生活しているのでしょうか。

金融広報中央委員会による金融行動に関する世論調査(令和3年)より、貯蓄3000万円を達成している人たちをプロファイルしてみました。

貯蓄3000万円以上を達成する人たちの平均年収

現在、貯蓄3000万円を達成している人たちの平均年収を一覧表にまとめました。

貯蓄3000万円を達成している人たちの平均年収

出所:金融広報中央委員会 金融行動に関する世論調査(令和3年)より筆者作成

1200万円以上の41%が圧倒的なボリュームゾーンとなっており、次いで、1000~1200万円未満のゾーンが26%となっています。

その他のゾーンも、特別割合が低いというわけでもなく、300万円未満のゾーンでも10.8%の人が貯蓄3000万円を達成しています。

年収のゾーンがほどよく分散されている背景には、貯蓄の源泉が年収だけでなく、退職金によるところもあるようです。

調査結果からは、多くの人が長い期間働けばある程度の貯蓄を手にすることができる、日本の賃金制度を読み取ることができます。