筆者がとあるフィリピンの小さな島でボランティアをしていたころ、月の生活費は住居費込みで1万5000円程度でした。
ホームステイ先もあまり裕福ではなかったので、フィリピンの主食であるお米おかわりに、とうもろこしを砕いて粉状にしたコーングリッツをお米のように炊いて、毎食大量に消費していました。
お昼を外食するにしてもお腹いっぱいに食べて1食100円程度と、物価もかなり安かったです。
物価が安ければ、生活費ももちろん少なくすみます。しかし、いまの日本の現状はどうでしょうか。毎年物価上昇がとまらないにもかかわらず、賃金は伸び悩み、公的年金は増えない。
このままではセカンドライフが不安だと考える方は少なくないでしょう。今回は、いまのシニア世代の貯蓄事情と公的年金事情について紐解いていきます。