LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年5月25日)

梅雨の長雨による過湿や蒸れは、多くの植物にとって弱ったり枯れたりする原因に。

今回は、雨で大切な花を枯らさないためのポイントを紹介します。

長雨でも元気に咲くオススメの花もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。

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1. 梅雨のトラブル!植物を枯らさないための対策は?

1.1 高温多湿による病害虫の発生を防ぐ

病害虫が発生する原因のひとつに、風通しの悪さが挙げられます。多湿の状況で空気が滞っていると、植物が蒸れやすく、病害虫が発生しやすくなります。

風通しのよい環境を作るには、花ガラや枯葉をこまめに取り除き、密集した枝は剪定します。植え込む時に、あらかじめ株間を開けておくのもポイントです。

雨による泥はねが葉に付くと、病気に感染することもあります。マルチングなどをして、雨ではねた土が葉に付かないようにする工夫も必要です。

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1.2 長雨による根腐れを防ぐ

根腐れは、土中の水分が長く滞留することで起こりやすくなるトラブル。根腐れを防ぐには、あらかじめ水はけと風通しをよくしておきましょう。梅雨の晴れ間に土が乾きやすくなるので、根腐れの予防につながります。

植物の枝葉が密集しないようにすることも大切です。土が乾きにくくなる環境はできるだけ改善しましょう。こまめに枯葉や花ガラを取り除き、混み合った枝葉も剪定しておきます。

植え付け時には、少しだけ高植えにするのもオススメ。地面よりほんの少しだけ高く植えることで、排水が改善され、根腐れ防止につながります。

1.3 雨による枝葉の転倒を防ぐ

雨を含んだ葉や花は、意外と重くなります。草丈の高い多年草などは雨のせいで、枝葉が折れたり、転倒したりすことも。

草丈が高い植物は支柱で支えたり、長く伸びすぎた枝は剪定をしておきましょう。

雨で枝がしなっている枝を見つけたら、支柱をするか剪定をするか、早めに対策をおこないましょう。

2. 6月に咲く!オススメの花5選

2.1 アナベル

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アジサイの仲間のアナベルは大きな白い花を咲かせる美しい植物。日陰でもよく咲いてくれるので、シェードガーデンにも向いています。開花期は5~7月です。

他のアジサイのように、土の性質によって変色しないので、美しい白い花を長く楽しむことができます。耐寒性・耐暑性ともに強く、初心者にもオススメ。※参考価格:1000円前後(3号ポット苗)

2.2 クチナシ

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純白の一重咲きや八重咲きの花が咲き、芳香がすばらしいクチナシ。梅雨の庭を大人っぽい雰囲気に仕上げてくれる花です。開花期は6~7月。

葉や花が全体的に小ぶりのコクチナシは、コンパクトに育てたい人にオススメです。剪定は、来年の花芽を切らないように、花後できるだけすぐにおこないましょう。※参考価格:600~800円前後(4号ポット苗)

2.3 ハナショウブ

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洗練された花姿のハナショウブ。種類も豊富で、さまざまな品種が作出されています。

極端な乾燥がなく、適度な湿り気がある場所なら育てやすい植物です。

鉢植えで育てる場合は水切れに注意しましょう。※参考価格:400~800円前後(3~4号ポット苗)

2.4 へメロカリス

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耐寒性・耐暑性ともに優れ、大変強健な性質のへメロカリス。明るく華やかな雰囲気で庭を彩ります。土壌も選ばないので、植えっぱなしで大丈夫なのも嬉しいところ。

1本の花茎に花芽がたくさんつくので、花を長く楽しめますよ。開花期は5~8月です。※参考価格:700円前後(5号ポット苗)

2.5 デュランタ

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紫や白色の小花が房状に集まって、枝垂れるように咲く姿が美しいデュランタ。春から秋頃まで長く咲き続けます。

開花期は6~10月。日当たりのよいところで育てたほうが、花つきがよくなります。

寒さに弱いため、鉢植えで育てるのがオススメ。冬は室内で冬越しをします。霜があたらない地域では、戸外で育てることもできますが、念のため防寒対策はおこなっておきましょう。※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

梅雨シーズンに病気になってしまうと、そのあと訪れる夏を乗り切ることが難しくなります。

夏に花を咲かせるためにも、梅雨時期の管理はとても大切。植物も人も元気に梅雨を乗りきりましょう。

梅雨時期に開花する植物なども上手に利用して、梅雨のガーデニングを楽しんでくださいね。

LIMO編集部