窓辺やフェンスを彩る花として人気があり、花色や品種のバリエーションも豊富なクレマチス。和名では「テッセン」とも呼ばれ、日本でも古くから親しまれてきたツル性植物です。
今回はクレマチスの育て方や剪定の方法を紹介します。さまざまな花色や花姿の中からオススメの品種も見ていきましょう。
クレマチスの育て方
1/9
Anna Tkach/shutterstock.com
日当たり
クレマチスは日当たりを好みます。光が少ない場所では花数が少なくなってしまうことも。日光がタップリ当たり風通しのよいところで育てましょう。
水やり
乾燥が苦手で水切れすると弱ってしまいます。土が乾いてきたらたっぷり水をかけてあげましょう。夏の高温期は朝夕の2回水やりするのがオススメです。休眠期の冬は水やりを控えます。
肥料
クレマチスは肥料をたくさん欲しがります。新芽が出る3月以降は、緩効性肥料を1~2ヶ月に1回与えましょう。さらに開花前までは液体肥料を週に1回程度与えると、花数が増えます。
病害虫
5~6月、9~10月にかけてうどんこ病が発生しやすくなります。粉を振りかけたように葉が白っぽくなっていたら、広がらないうちに早めに切り取りましょう。
害虫はアブラムシやナメクジが多発します。新芽や花芽が被害に合わないように、見つけしだい駆除しましょう。予防としての薬剤散布も効果的です。
剪定
クレマチスは品種に合った剪定をしないと、翌年の開花が期待できません。育てているクレマチスの品種をチェックして、適した時期に正しい方法で剪定しましょう。
枝をカットする場所は節と節の真ん中。節のすぐ上で切り落としてしまうと、株が弱ってしまうことがあるので気をつけましょう。
クレマチス【系統別】剪定時期と剪定方法
2/9
africa_pink/shutterstock.com
旧枝咲きタイプ
- 系統:モンタナ系・シルホサ系・フォステリ系・パテンス系・アトラゲネ系
古い枝から新しい枝が出るタイプ。冬は枯れたように見えるので剪定してしまいがちですが、古枝を根元から切ると新芽が出ません。開花後は花の下1~2節のところで切り落とします。
新枝咲きタイプ
- 系統:ビチセラ系・テキセンシス系・ヴィルオナ系・インテグリフォリア系・ジャックマニー系
根元から新しく伸びた枝に花を咲かせるタイプ。1回目の剪定は1番花が咲き終わった5月頃に。半分程度まで切り戻すと2番花の花芽が付きやすくなります。
開花後は地面から1~2節だけ残して古い枝を切り取りましょう。
新旧両枝咲きタイプ
- 系統:テッセン系・タングチカ系・フロリダ系・ラヌギノーサ系
新しい枝と古い枝の両方に花を咲かせるタイプ。剪定時期は2~3月頃で、枯れたように見える枝でも、脇芽が出ているところは残します。脇芽が出なさそうな古枝はカットしましょう。
窓辺やフェンスを彩る「麗しきクレマチス」オススメ品種7選
ピール
3/9
zzz555zzz/shutterstock.com
淡いピンクにクッキリと入る赤い筋模様が鮮やかなピール。四季咲きで新旧両枝咲きタイプです。大きさは中輪ですが花数が多く、遠目からでも華やかで見映えします。
モンタナ・ルーベンス
4/9
nnattalli/shutterstock.com
モンタナ・ルーベンスは花弁が4枚でナチュラルな花姿。一季咲きの旧枝咲きタイプで、ほかのクレマチスに先駆けて早い時期に咲き始めます。濃厚な甘い香りが魅力です。
H.F.ヤング
5/9
Sergey V Kalyakin/shutterstock.com
青空のように澄んだブルーが美しいH.F.ヤング。12~15センチほどの大輪が華やかで、高い人気を誇ります。四季咲きの新旧両枝咲きタイプ。丈夫で育てやすいので初心者にもオススメです。
「麗しきクレマチス」大人シック&野趣あふれる花姿を楽しむ
エトワール・バイオレット
6/9
Nadya So/shutterstock.com
エトワール・バイオレットは濃い紫色が大人っぽい印象。花は8センチほどの中輪なので、壁一面に咲いても圧迫感はありません。四季咲きの新枝咲きタイプです。
アルピナ
7/9
Walter Erhardt/shutterstock.com
細長いブルーの花弁をうつむきがちに咲かせるアルピナ。半開きに咲く姿が個性的で、ナチュラルで落ち着いた印象を与えます。一季咲きの旧枝咲きタイプです。
レクタ
8/9
Olya Maximenko/shutterstock.com
レクタは2~3センチほどの小花が可憐。小花のクレマチスは近年人気上昇中で、野趣あふれる花姿が魅力です。一季咲きの新枝咲き。サイズがコンパクトなので低いフェンスにオススメです。
「麗しきクレマチス」気品あふれるゴージャスな八重咲き!
ジョセフィーヌ
9/9
Medvedeva Oxana/shutterstock.com
ゴージャスな八重咲きに気品があふれるジョセフィーヌ。幾重にもなる大小の花弁をゆっくり開きながら、1ヶ月程度花が咲き続けます。四季咲きの旧枝咲きタイプです。
まとめにかえて
品種改良でつぎつぎと新品種が生み出され、世界中の愛好家から注目を集めているクレマチス。花の大きさや咲き姿がさまざまあり、それぞれ魅力的で個性が光ります。
品種に合わせてうまく剪定しながら、毎年麗しいクレマチスの花を咲かせましょう。
