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(初公開日:2022年4月12日)
年度末に差し掛かり新年度のスタートが間近となりました。4月より新しい環境でスタートされる方も多いと思いますが厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると大卒の初任給は21万200円のようです。
では、年金生活をスタートする方はいくらくらい受け取っているかご存知でしょうか?
そこで今回は厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にして厚生年金の受給額を確認します。特に初任給と同等の月20万円を受け取っている方がどの程度いるのかに注目しながら確認をしてみましょう。
1. 厚生年金の平均はいくらか
まずは厚生年金の受給者についてですが、男女合わせて全体で1610万133人が受給しています。つづいて、各受給者が月平均でいくら年金を受け取っているのか1万円単位で受給者数を見ていきましょう。
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1.1 厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数のデータ
- 1万円未満:10万511人
- 1万円以上~2万円未満:1万8955人
- 2万円以上~3万円未満:6万6662人
- 3万円以上~4万円未満:11万9711人
- 4万円以上~5万円未満:12万5655人
- 5万円以上~6万円未満:17万627人
- 6万円以上~7万円未満:40万1175人
- 7万円以上~8万円未満:69万4015人
- 8万円以上~9万円未満:93万4792人
- 9万円以上~10万円未満:112万5260人
- 10万円以上~11万円未満:111万9158人
- 11万円以上~12万円未満:101万8423人
- 12万円以上~13万円未満:92万6094人
- 13万円以上~14万円未満:89万7027人
- 14万円以上~15万円未満:91万3347人
- 15万円以上~16万円未満:94万5950人
- 16万円以上~17万円未満:99万4107人
- 17万円以上~18万円未満:102万4472人
- 18万円以上~19万円未満:99万4193人
- 19万円以上~20万円未満:91万6505人
- 20万円以上~21万円未満:78万1979人
- 21万円以上~22万円未満:60万7141人
- 22万円以上~23万円未満:42万5171人
- 23万円以上~24万円未満:28万9599人
- 24万円以上~25万円未満:19万4014人
- 25万円以上~26万円未満:12万3614人
- 26万円以上~27万円未満:7万6292人
- 27万円以上~28万円未満:4万5063人
- 28万円以上~29万円未満:2万2949人
- 29万円以上~30万円未満:1万951人
- 30万円以上~:1万6721人
全体の平均値は14万4366円ですが、9万円以上~10万円未満を受け取っている方が最も多いことが確認出来ます。平均値は一部の大きな数値に影響を受けやすいですが、全体平均に比べると9万円以上~10万円未満の受給額は少なく感じます。