LIMOが2022年4月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年4月5日)

野性味と個性的なフォルムで注目を集めているワイルドフラワー。

乾燥に強く花もちがよいことから、ドライフラワーとしても人気がある植物です。

今回はワイルドフラワーの育て方やおすすめの品種を紹介します。

ワイルドフラワーとは?

thebotanicalplanet/Shutterstock.com

ワイルドフラワーはオーストラリアやニュージーランド、南アフリカなど南半球に自生する花の総称です。

オーストラリアでは「オージープランツ」、南アフリカでは「ネイティブフラワー」という呼び名もあります。乾燥した環境に合わせて進化することで、かわいらしさとたくましさを併せ持つ個性的な花姿になりました。

花を守るガクは分厚く丈夫。葉も肉厚なので、乾燥に耐えドライフラワーにも向いています。

ワイルドフラワーの育て方

ワイルドフラワーの自生地は日本の気候と大きく異なるので、一般的な植物と同じように育てるとうまくいかない場合があります。ここでは数多くあるワイルドフラワーに共通した育て方やコツを解説します。

日当たり

自生地であるオーストラリアや南アフリカは、1年を通して晴れた日が多い地域。日差しも強めです。ワイルドフラワーは太陽の光が大好きなので、南向きでよく日が当たる場所で育てましょう。

水やり

ワイルドフラワーは雨が少ない環境に対応し、乾燥にはよく耐えます。多湿が苦手なので水やりは控えめに。ただし全く水を必要としないわけではありません。

庭に地植えしたものは降雨にまかせても大丈夫ですが、鉢植えは土がカラカラになっていたら水を与えましょう。

肥料

もともとやせた土地に生育しているので、肥料はほとんど必要としません。しかもリン酸を嫌う植物が多いので、肥料が原因で枯らしてしまうこともあります。肥料を与える場合はリン酸を含まない窒素系のものがオススメです。