70歳代が保有している金融商品の種類と金額はどのくらいなのか

ここでは、先の調査結果より、70歳代が保有している金融商品の種類と金額はどのくらいなのかを表で紹介していきます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」種類別金融商品保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)をもとに筆者作成

※小数点以下第2位を四捨五入しているため100%にはならない。

上表より、安全資産である「預貯金(定期預貯金含む)」の保有割合が「42.7%」と最も多くなっていることがわかります。

70歳代という年代を考えると、自分が死亡するまでにかかる生活費をはじめ、さまざまな支出にまとまった預貯金を保有し備えておきたいといった表れ(心理)が大きいと予測できます。

また、預貯金に次いで株式の保有割合が「24.8%」と高めなことから、お金にゆとりのある70歳代の中には、資産運用を賢く活用している人がいることを予測できそうです。