今からはじめたい老後対策3つ
今回確認したように、現状でも年金だけでは生活できず、仕事による収入などが必要なことがわかりました。
老後に公的年金以外の収入を得るには、早くからの対策が必要です。一つずつ確認しましょう。
老後対策1.ねんきん定期便やねんきんネットで将来の年金受給額を試算
まずはねんきん定期便やねんきんネットを利用して、将来の年金受給額を試算しましょう。
月の生活費は約25万円でしたから、そちらを目安にいくら不足するか計算するといいでしょう。
ただし少子高齢化の影響により、将来年金受給額が下がることも考えておきましょう。
老後対策2.長く続けられるキャリアの検討
所得の内訳を見ると、公的年金の次に多いのが仕事による収入でした。長く働いた分だけ定期的な収入を得ることができ、生活費を補うだけでなく、貯蓄を増やすことも可能でしょう。
それには長く続けられるキャリアを考えることが重要です。60歳以降も働くことを考えたキャリアを考えましょう。
老後対策3.NISAやiDeCoなどでの資産運用
公的年金や仕事による収入のほか、財産所得や仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得を得ているようすもわかりました。
できるだけ働き続けたいと思っても、さまざまな理由で働けなくなる場合もあります。自分で働くだけでなく、「お金に働いてもらう」のも老後資金対策の一つになるでしょう。
運用にはリスクがあるので、きちんと調べて自分に合った運用をおこなうことが大切です。国の税制優遇制度であるiDeCoや、2024年からはじまる予定の新NISAについて調べてみるといいでしょう。
誰しも老後は訪れますから、早くからご家庭に合った対策を考えてみてください。
参考資料
宮野 茉莉子