2024年卒の就活が3月から解禁され、本格的に就職活動をスタートさせた就活生も多いでしょう。

就活生だけでなく、新入社員を迎える立場の方の中には「2024年卒の就活は厳しいのか」「2024年卒の内定率はどうなのか」など、気になっている方も多いかとうかがえます。

本記事では、2024年卒大学生の3月末時点での活動実態について紹介していきます。

合わせて、実際のデータをもとにした「2024年卒の就職活動の難易度」についても見ていきましょう。

2024年卒「大学生・大学院生」の就活活動実態

株式会社マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」を実施しています。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査期間/2023年3月25日(土)~3月31日(金)
  • 調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
  • 調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
  • 調査機関/自社調べ
  • 有効回答数/2963名(文系男子586名 文系女子1355名 理系男子441名 理系女子581名)
  • リリース公開日:2023年4月7日

上記調査の結果、3月末時点での内々定率は30.0%で前年比3.6ポイント上昇、平均内々定保有社数は前年と同値である1.7社となりました。

出所:株式会社マイナビ「「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」を発表」

2021年卒や2022年卒と比較すると、内々定率・平均内々定保有社数ともに、高い水準を維持していることがわかります。

その背景として、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着きを見せ始めたことがあり、採用市場が積極的に採用を行っているとうかがえます。

昨年から徐々に内定率の水準が上昇傾向にあることから、2024年卒の就職活動も比較的しやすいと考えられます。