老後資金を「月額5万円の積立」でシミュレーション
現在の支出が毎月25万円なので、もう少し頑張って支出を減らし積立額を5万円に増額するとしましょう。
5万円を3%、15年間で運用すると、最終積立金は1134万8634円とシミュレーションできます。
月額3万円の積立に比べると、運用最終金額に450万円以上もの差が生まれました。
新NISAで老後資金を形成することは可能
新NISAなどを使い、老後資金を形成することは可能です。
では実際にどんな運用商品を利用したら良いのか?と、聞かれることもありますが、100%これが正解というものはありません。
この先も長期で成長が期待できるものを自分自身で選び、運用することが重要でしょう。
日本の人口はピークより減っていますが、世界に目を向けると人口は増え続けています。
人口が増えるとインフラ設備は必要ですし、食料も消費されます。
こうした現状から考えるに、1つの国だけに集中投資をするよりは、さまざまな国に投資する方がリスク分散ができると言えます。
運用は、長期・分散・積立をしながら長く続けましょう。
また今回の例では、Aさんは50歳から15年間にわたり、積立をしています。
積立は15年でやめますが、運用はこの15年間でやめる必要はありません。資金は必要になった時点で少しずつ引き出しもできます。
もし、15年で運用が悪くても長く続けることが可能で、運用が良くなった時にやめることで利益を得ることができるのです。
みなさんも将来のことを考え始めたら、NISA等も視野に入れて、将来の資金作りを始めてみましょう。
参考資料
香月 和政