老後資金を「月額3万円の積立」でシミュレーション

現在の支出が月額25万円となると、年間支出は300万円。

65歳以降の年金収入が220万円と考えると、毎年80万円の赤字が出ることになります。

65歳までは働くつもりで、60歳以降は収入が減るものの、月額3万円の積み立ては続けたいと考えています。

そうすると、50歳から64歳までの15年間、毎月3万円の積立を続けると表1のように、3%の運用利回りで、3万円×12ヶ月×15年を運用した結果、680万円の資金を準備できるシミュレーションです。

【表1】毎月3万円を積み立てた場合のシミュレーション

出所:金融庁「NISA資産運用シミュレーション」により試算したものを筆者作成

現在の預貯金1000万円+運用で680万円で、合計1680万円と考えると毎年80万円のマイナスなので、1680万円 ÷ 80万円 = 21年で、年金をもらい出す65歳から約21年後の86歳で資金が尽きてしまいます。

実際は、運用しながら少しずつ引き出すことになりますが、それでも足りなくなる可能性があります。