60歳代からの仕事。定年後も働く人の職種は?

年金や貯蓄で老後資金が不安となれば、長く働き続けるのは一つの有効的な手段です。

はじめの株式会社カケハシ スカイソリューションズの調査により、定年後も働いている人は定年前と同じ職種なのか確認していきましょう。

出所:株式会社カケハシ スカイソリューションズ調べ

定年後の職種

  • 再雇用で定年前と同じ職種:49.7%
  • 再雇用で定年前と異なる職種:17.6%
  • 再就職・起業で定年前と同じ職種:10.0%
  • 再就職・起業で定年前と異なる職種:19.9%
  • その他:2.7%

やはり最も多いのは「再雇用で定年前と同じ職種」でしたが、次に「再就職・起業で定年前と異なる職種」となりました。

これは年代による差も見られ、60歳代前半では「再雇用で定年前と同じ職種」が58.9%とほかと比べて高くなりましたが、60歳代後半では「再雇用で定年前と同じ職種」が36.5%・「再就職・起業で定年前と異なる職種」が26.6%となっています。

上記を見ると、65歳から新たな仕事をはじめる人も一定数いることがわかります。

60歳からのマネー&ライフプランを考えよう

年金と貯蓄に関しては心もとないと感じている方も多いと思いますが、一方で働き続ける60歳代は増え、その働き方もさまざまです。

基本的には「再雇用で定年前と同じ職種」の方が多いですが、65歳以降は「再就職・起業で定年前と異なる職種」が4人に1人です。

現代は多様な働き方や副業なども増えてきて、60歳代ならではの自分の働き方が見つかる場合もあります。60歳代からの仕事について情報収集することは大切でしょう。

一方で、いつまで働き続けられるかは誰にもわかりません。公的年金の将来の受給予定額を調べたり、繰下げ受給を検討したり、私的年金や資産運用を検討したりといった「お金面」でのアプローチも重要となります。

今回の結果を元に60歳代のマネー&ライフプランについて考えてみてください。

参考資料

宮野 茉莉子