2023年度がスタートし、気持ち新たに新生活を始めた方もいらっしゃるでしょう。

今年度は年金額が3年ぶりにプラス改定となるなど、年金に対する注目も集まります。

年金の額は毎年改定されるため、実は世代によって平均額がかわります。

「年金格差」と言われるほど個人差が激しい受給額について、今回は60歳~90歳以上が受給する国民年金と厚生年金の月平均を1歳刻みで確認してみましょう。

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1. 「60~90歳以上」が受給する厚生年金と国民年金とは

公的年金には「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」があります。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

日本に住む20~60歳未満の人が原則加入するのが、国民年金。さらに上乗せとして、会社員や公務員等の第2号被保険者が厚生年金に加入します。

原則として65歳を迎えると、国民年金からは老齢基礎年金が、厚生年金からは老齢厚生年金が支給されます。

国民年金と厚生年金では加入者の性質が異なるため、両者は水準が異なります。

60歳~90歳以上の年金額を知りたい場合、国民年金と厚生年金に分けて確認することが必要になるでしょう。