【桜餅】桜餅の元祖は関東の長命寺だった!?桜餅の歴史を紹介
桜餅の元祖は、東京都墨田区の長命寺と考えられています。江戸時代に長命寺で門番をしていた新六という男が、餅を桜の葉で包むアイデアを生み出したのだとか。
長命寺がある隅田川周辺は、江戸時代から桜の名所として人気がありました。しかし、春は桜がきれいでも、季節が移ると葉が落ちてきて、寺の前の掃除が大変になります。
掃除してもキリがない落ち葉に悩んでいた新六は、ある日「桜の葉を餅に巻いてみんなに振る舞ったら、大量の落ち葉を利用できるし、桜の香りも楽しめるのではないか」と思いつきました。
そこで桜の葉で包んだ餅を長命寺の門前で販売したところ、大変な評判となり、花見客の名物となったそうです。
これを受け、新六は桜餅のお店をはじめました。餅を桜の葉で巻く発想は関東で生まれ、関西は新六の発想を後追いする流れになるようです。
現在も隅田川の沿いには、元祖桜餅を販売するお店があります。東京スカイツリーや浅草からもアクセスしやすいため、一度訪れてみたいですね。