インヴァスト証券が開始した新しい積立投資サービス「マネーハッチ」のメディア向け説明会が8月9日に東京都内で行われた。

マネーハッチは今年7月24日にサービスを開始。「元手資金ゼロから始める資産運用」というコンセプトを掲げるそのサービスは、クレジットカード利用時に貯まるポイントなどを元手に海外ETFにCFD(差金決済方式)の形態で自動売買取引を行い、積立投資を行うというものだ。確定利益分は自動で再投資しながら運用していく。

注:マネーハッチの利用には、同社のトライオートETF口座の開設が必要

投資の元手となるクレジットカードのポイントは、ジャックスカードと提携した「インヴァストカード」を使うことで貯めていく。ポイント還元率は1%で、カードを利用すると毎月自動的にポイントが現金化され、投資用口座に振り込まれる。これを使って自動的に投資を行うという仕組みだ。積立原資は同社のFXサービスでの取引に応じて得られるキャッシュバック分で貯めることもできる。また、トライオートETF口座からの定期振替も可能だ。

同社によれば、サービス開始から約2週間で同社顧客の30%がマネーハッチを利用しており、このうち15%がインヴァストカードの発行を申請済みという。

インヴァスト証券の川路猛社長は「自分の家族に金融のプロとして勧められるサービスを提供するという自分たちのコンセプトに沿ったものができた。将来の資産形成をしようにも先だつものが多く、貯蓄を投資に回せる人は少ないという現状もあると思う。そういった課題を解決するソリューションとしてマネーハッチを紹介したい」と語った。

投資に対してなかなか一歩を踏み出せないという人はもちろん、クレジットカードのポイントを有効活用したい、ポイントを使い切りたいがために無駄な買い物をしてしまうという人にも注目されそうなサービスといえそうだ。

LIMO編集部