4. 客足の戻りはポジティブな一方、原価高騰に留意が必要か
コロナ禍からの正常化に伴う客足の回復は当面続くと期待されます。ロイヤルホールディングスの発表の通り、不採算店舗の撤退などにより収益性が向上したのであれば、今後も売上については安定推移すると期待されるでしょう。
一方で、足元の懸念材料の一つに原価の高騰があります。食品を調理して販売するロイヤルホストでは、原材料価格の高騰や光熱費の高騰の影響を受けやすいビジネスといえるでしょう。
2022年第4四半期の決算発表においては原材料費および電気・ガス代などの高騰の影響を23億円としており、影響が想定以上だったことが公表されています。
こうした原価の高騰についても今後注意してみていきましょう。
参考資料
- ロイヤルホールディングス株式会社「2022年12月期 第2四半期決算 説明資料」
- ロイヤルホールディングス株式会社「株主優待制度」」
- ロイヤルホールディングス株式会社「2022年12月期 決算説明資料」
宮野 茉莉子