3. 老後に向けて早いうちから準備をしよう
老後に向けて、国民年金や厚生年金の保険料を納めていますが、ゆとりある老後を送るためには年金収入だけでは不安だと感じたのではないでしょうか。
現状のままだと、公的年金の不足分を補うために、貯蓄の取り崩しが必要になりそうですね。
老後生活を安心して過ごしていくには、年金に加えて自助努力による準備が必要です。
将来に向けてのお金を準備する上で、銀行にお金を「預ける」だけでなく、長期的な目線でお金を増やすための資産運用が重要になってきます。
働く世代の運用に向いているのが、毎月一定額積み立てていく「積立投資」です。
たとえば「毎月3万円・年利3%・20年間」で運用できた場合、元本720万円が約984万円にふくらみます(金融庁「資産運用シミュレーション」にて試算)。
とはいえ、運用商品はリスクも伴います。ライフスタイルやご意向により最適な方法も異なりますので、まずは情報収集からはじめてみるといいですね。
参考資料
- 人事院「定年・再任用」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
- 厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
荻野 樹