NISAはいつから始めるべき?

NISAを含む資産運用は、早くから始めるほど有利になると言われています。その理由を見ていきましょう。

投資は若い方が有利

投資で利益をあげるには若い方が有利といわれています。

その理由は長期間運用することが可能だからです。

投資で得られる利益には、価格の変動から得られるキャピタルゲインと利子や配当などから得られるインカムゲインがあります。

キャピタルゲインでは、経済の成長によって株などの価格が値上がりすることで、利益が得られます。

基本的に経済は成長していきますので、キャピタルゲインも長期投資の方が利益を得やすいといえるでしょう。

一方のインカムゲインは利子や配当収入ですので、保有期間中に得た利益を積み上げていくことができます。

利回りが1%の商品であれば、10年保有すると10%の収入を得ることができます。

このように長い時間をかけた方が、投資には有利になるのです。

少額での積み立ても可能

近年はネット証券会社などを中心に若年層の投資家の取り込みにも力を入れており、100円など少額の投資ができるようになっています。

そのため、資産家でなくても気軽に投資を始められるようになっています。

また、毎月継続して購入する積立で投資をすれば、購入するタイミングを分散することができますので、高値掴みのリスクを減らすことも可能です。

少額の積立でも長く継続すれば自然とお金が貯まっていきますので、NISAで投資を始めるのであれば早い方が有利になるといえます。

とはいえ、投資には一定のリスクがあることも事実です。貯金とは異なるため、元本割れのリスクもゼロではないことを意識しましょう。

NISAが気になる場合は十分な情報収集を

新しいNISAがスタートすることにより、ますます注目を浴びるNISA制度。まだ始めていない方でも、気になっている方は多いでしょう。

運用を始める目的をしっかり意識し、リスク許容度を把握することが重要です。

「流行っているから」ではなく、本当に自分に合っているのかを知るためにも、しっかりと情報収集を行いましょう。

参考資料

太田 彩子