平均的な初任給の金額は?
次に、日本人の平均的な初任給の金額について解説します。
平均年収は過去30年間で大きな変化は見られませんが、初任給はどのような推移となっているでしょうか。
大学卒の平均初任給は21万円
東京労働局の「学卒者の初任賃金(令和4年3月新規学卒者の求人初任給賃金調査)」によると、平成3年度から5年ごとに見る、年別・学歴別求人初任給は上昇傾向にあります。
2021年の大学卒者の初任給は21万円です。
30年前の1991年と比較すると、約4万円上昇しています。
また、他の学歴を見ても、同様にどの学卒者も約4万円上がっているのがわかります。
初任給に企業規模は関係ない
同調査より、2021年度の学歴別・企業規模別求人初任給も見ていきます。
初任給に企業の規模は関係なく、大卒・短大卒・専修卒・高校卒のどの学歴で見ても、1000人以上の大企業だからといって初任給が高いとは限らないのが実態です。