大学学費「4年間の総額」は?奨学金「利用してもらいたいと思う」約4割
大学の学費は高いといわれますが、実際にどれくらいかかるのでしょうか。
日本政策金融公庫「令和3年度教育費負担の実態調査結果」より、入学費用と在学費用をあわせた平均的な4年間の学費を計算します。
大学費用の平均的な総額(入学費用を含む4年間・国公立・私立大学別)
- 国公立大学:481万2000円
- 私立大学文系:689万8000円
- 私立大学理系:821万6000円
※受験費用(受験したすべての学校・学部の受験料や受験のための交通費・宿泊費)や学校納付金、入学しなかった学校への納付金授業料、通学費(通学定期代、通学用の自動車の燃料費や維持費など)、その他の学校教育費(教科書・教材費、学用品の購入費、施設設備費など)を含む。
上記は受験費用や通学費なども含んでいますが、国公立で500万円近く、私立文系で700万円近く、私立理系で800万円台となりました。
お子さん1人で上記の金額ですから、2人以上いればさらに高額となるでしょう。
先ほどのソニー生命の調査によれば、高校生以下の子どもの親、または予備校生・浪人生の親(756名)に子どもに貸与型奨学金を利用してもらいたいと思うか聞いたところ、「利用してもらいたいと思う」が40.4%、「利用してもらいたいと思わない」が41.5%でした。
子どもに貸与型奨学金を利用してもらいたい親(305名)に、総額でいくらくらい借りてもらいたいか聞いたところの結果は以下の通り。
「100万円未満」「100万円~200 万円未満」(ともに18.4%)、「200万円~300万円未満」(16.4%)、「300 万円~400 万円未満」(14.4%)などとなっています。
平均でみると332万円でした。