50歳代から老後の向けた対策を
20年間のシミュレーションを見ましたが、積立投資で「月3万円・年率3%・20年間」運用できた場合でもまとまった金額となりました。
実際に月いくら投資するか、何に投資するかなどでパフォーマンスは大きく異なりますし、リスクもあります。しっかりと調べて、ご自身の納得できる運用をおこなうことは大切でしょう。
一方で今回確認したように、資産運用は老後資金準備の方法として有効な手段の一つにはなります。選択肢の一つとして考え、検討されてもよいでしょう。
他に個人年金保険やiDeCoといった私的年金、また仕事を長く続けて収入を得るなどの方法もあります。
50歳代からであれば老後まで十数年ありますから、今からできることを考えていきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2025年9月21日更新)