マイナンバーカードの「健康保険証」利用のメリット3つ

政府はマイナンバーカードと健康保険証の一体化を進めていて、2024年秋には健康保険証の廃止を目指しています。

では、健康保険証とマイナンバーカードの一体化によりどのようなメリットがあるのでしょうか。具体例なメリットを紹介します。

マイナンバーカードの健康保険証のメリット1.オンライン資格確認が利用できる

マイナンバーカードを健康保険証として使えば「オンライン資格確認」が可能になります。

医療機関や薬局で、患者の加入している医療保険の種類や自己負担額限度額を確認できます。また、本人が同意する場合は、過去の薬剤情報や特定健診の情報を提供可能です。

これにより、病院や薬局が過去の薬剤服用歴や健康状態を正確に把握でき、より適切な医療を受けられます。

ただし、オンライン資格確認は医療機関の対応が遅れていることも問題視されていました。2023年2月5日時点の医療機関・薬局のオンライン資格確認導入状況は以下のとおりです。

出所:デジタル庁「マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会(第2回)」

  • 顔認証付きカードリーダー申込数 :20万9752施設(91.3%)
  • 準備完了施設数 :12万6858施設(55.2%)
  • 運用開始施設数 :10万7889施設(46.9%)

現状では、運用を開始している医療機関と薬局は半分に届いていません。