共働き世帯のメリット・デメリット
共働き世帯は収入を得ている方がふたりになるので、経済的な余裕が出やすいでしょう。貯蓄に回したり子どもの教育費に充てたり、長期休暇に家族旅行に行く費用に充てることもできます。
また、どちらかの収入が途絶えたり減額されたりしても、もう一方の収入で何とかカバーできる可能性もあります。
ほかにも、働くことで生きがいを感じやすいことや、老後に国民年金に上乗せして厚生年金を受給できることもメリットです。
一方で、ふたりとも働いていると空き時間で家事をこなさなければならず、必要最低限な家事のみになってしまうこともあるでしょう。
子どもが病気のときは、夫婦のどちらかが仕事を休まなければならず、体調不良で保育園や学校を早退する場合などは迎えに行かなくてはなりません。その都度、どちらかが休暇をとったり早退したりする必要があります。
また、子どもが学校などから帰ったときに家に誰もいないと、寂しい思いをすることも考えられるでしょう。
夫婦で話し合って検討を
専業主婦世帯と共働き世帯との貯蓄額を比較すると、専業主婦世帯の平均貯蓄額は1158万円、共働き世帯の平均貯蓄額は1052万円で、専業主婦世帯の方が約100万円多く貯蓄しているのが現状です。
また、日本では年々共働き世帯が増加しており、専業主婦世帯は減少傾向にあります。
専業主婦世帯・共働き世帯ともにメリットやデメリットがあるため、ご家庭の状況などをふまえてご夫婦でよく話し合い、ベストなスタイルを選べると良いですね。
参考資料
木内 菜穂子