2. 年金請求書が届いたら何をする?

日本年金機構から書類が送られてきたら、以下の3つのことを行いましょう。

2.1 年金請求書に必要事項を記入する

年金請求書に必要事項に記入をします。記入する箇所は、基本的に黄色の箇所です。

また、記入する際は黒インクのボールペンが推奨されています。

出所:日本年金機構「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」

印字されている住所等に誤りがないか確認し、正確に記入しましょう。

注意点として、振込先は年金受給者の本人である必要があります。

参考までに、2022年3月現在で指定可能なインターネット事業銀行は、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、PayPay銀行、GMOあおぞら銀行とされています。

もし書き損じや紛失が起こった場合は、日本年金機構のホームページから年金請求書を再度ダウンロードすることもできます。

2.2 加入記録を確認する

年金請求書には、これまでの年金の加入記録が記載されています。記載内容に「もれ」や「誤り」がないかチェックしましょう。

年金の加入記録については、結婚や転職などのタイミングで「うっかり」届け出を失念しているケースもゼロではありません。

万が一相違があれば、その旨を記載しましょう。

2.3 加給年金の対象になるか確認する

加給年金とは、年下の配偶者や一定の条件を満たす子どもを育てている方に加算される、年金の扶養手当のようなものです。

申請しないと受け取れないため、ご自身が加給年金の対象であるか確認しましょう。わからない場合は、お近くの年金事務所やコールセンター等で相談できます。

その他、振替加算や他の箇所についても記入例を参考にしながら正確に記載し、必要であれば添付書類を揃えます。

2.4 年金請求書を提出する

書類の準備が終われば、近くの年金事務所に持参もしくは郵送して提出します。

不備等がなければ、書類提出の約1ヶ月後に「年金証書」「年金決定通知書」「年金を受給される皆様へ(パンフレット)」が届き、その約1~2ヶ月後から年金の支給が開始されます。

年金は、偶数月に2ヶ月分が振り込まれます。ただし、共済組合等の期間にかかる年金は、各共済組合等から振り込まれます。