4. 老齢厚生年金を増やすには
先ほどの計算式からわかるように、お勤めしている方が老後の年金額を増やすためには、
- 年収を増やす
- 加入期間(勤務期間)を増やす
この2点が重要になります。
誕生月に自宅に届いている「ねんきん定期便」の金額を見て、厚生年金の見込み額が少ない方は、「2.これまでの加入期間」を確認しましょう。年収もそうですが、加入期間が短い方は年金額が少ないのです。
年収や加入期間を増やすことで、老齢厚生年金を増やすことが出来ます。お勤めしている方は、この部分を増やしていくと良いでしょう。
年収が下がった場合、厚生年金に加入しない方がいいのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、以下のように考えてみます。
年収 × 5.481 / 1000 × 加入年数
この式のように、たとえ年収が下がったとしても、加入年数が増えるため、年金額は増えていきます。