光熱費や税金も家計への大きな負担に
「住宅ローンや光熱費などの他に、浄化槽や固定資産税など毎年10万単位で支払わなければならず、家計への負担が大きいです」とご夫婦は言います。
浄化槽とは、公共の下水道が配管されていない家庭に設置される汚水処理設備です。
定期的に点検や清掃が必要で、費用もかかるため、浄化槽が必要な場合は注意しておきましょう。
また、注文住宅に住んだ後にかかる主な費用は以下の通りです。
- 住宅ローンの返済
- 固定資産税
- 都市計画税
- 火災・地震保険料
- 住宅のメンテナンス費用
とくに住宅ローンの返済は、家計にとって大きな負担となります。
国土交通省が発表した「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」によると、住宅ローンがある注文住宅取得世帯の住宅ローン年間返済額は、全国平均で139万4000円でした。
住宅ローンの借入額が多いと、入居後の住宅ローン返済額も大きくなります。
毎月無理なく返済できるように、資金計画は入念に行いましょう。
近所付き合いが負担に感じることも
「近所付き合いがたまに負担を感じます。自治会の集まりや、地域で定期的に行う清掃行事などに参加しないと、悪いうわさが広まることがあります」とご夫婦は言います。
注文住宅を建てると、賃貸住宅のように気軽に引っ越すことはできません。
せっかくのマイホームでも、近隣との関係が悪化すると暮らしにくくなります。
土地を購入する前に、近隣にどのような人が住んでいるかや、自治体のルールなど事前に確認しておきましょう。