2023年2月10日に発表された、株式会社Rebase2023年3月期第3四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社Rebase 代表取締役CEO 佐藤海 氏

2023年3月期第3四半期決算説明

佐藤海氏:株式会社Rebase代表の佐藤海と申します。本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。この会を通じて、当社についてのご認識とご理解をいただけますと幸いです。

前半では、会社概要、事業概要、2023年3月期の第3四半期業績および通期業績予想についてお話しした上で、当社の成長戦略に沿った取り組みの一部をご説明します。後半では、みなさまからのご質問に一つひとつご回答したいと思います。よろしくお願いいたします。

会社情報

Rebaseの会社概要です。2014年4月8日に設立し、現在9期目となります。昨年12月に東京証券取引所グロース市場に上場しました。約30名の従業員とともに、レンタルスペースの予約プラットフォームである「インスタベース」というサービスを運営しています。

Vision・Mission

当社は「一人ひとりの『らしさ』であふれる世界」をビジョンとして掲げています。そのビジョンの実現に向けて自らに課しているのが「『できる』をあたりまえに」というミッションです。

今よりさらに活気あふれる街や国にしていくためには、日本中どこであっても、描いている夢や希望に向かって思いのままにチャレンジできる、あるいは一歩踏み出せるような環境を整えていくことが必要だと考えています。

特に、人口減少が見込まれている日本のような国ではなおさらです。だからこそ、当社はより活気あふれる世の中の実現に挑戦しています。

代表紹介

私の自己紹介です。法政大学入学後、2010年から3年間ほどシリコンバレーに留学し、大学に通いながら現地の複数のスタートアップでインターンシップをしたり、数多くのテックカンパニーを訪問したり、さまざまなテック系イベントへ参加したりするなど、アクティブに活動してきました。そして、2013年に日本に帰国し、2014年にRebaseを設立しました。

役員紹介

当社の役員について、スライドの上から順にご紹介します。髙畠は当社の共同創業者で、私の留学前に日本で出会いました。シリコンバレーでも頻繁に会い、ビジネスアイデアなどについて話し合ってきました。

石田とはシリコンバレーで出会いました。当時は一緒にビジネスアイデアを考え、Webサービスなどを作りました。彼自身はUber Japanで「Uber eats」の立ち上げを経験し、その後2017年に当社にジョインしています。

大辻とは当社のビジネスにおける相談や、お互いの状況報告などを頻繁に話し合う仲でした。彼自身はヤフーで主に営業やビジネス開発を経験し、石田と同様の2017年に当社にジョインしています。

成長の軌跡

これまでの歩みについてご説明します。2014年当時、私と髙畠が日々集まる場所や活動する場所に困っていたことがきっかけで当社を設立しました。資本金は25万円と非常にミニマムなかたちでの設立であったため、当然オフィスを持つお金はなく、カフェを転々としながら活動していました。

その後、少人数でコツコツと事業を伸ばしていき、2017年に念願であった初めてのオフィスを代官山に構えました。この代官山オフィスでの約4年半で事業を拡大し、2022年4月に自分たちの理想とするオフィスを実現すべく、現在の表参道オフィスを作りました。

少人数で効率的に最大限の結果を出し続けることにフォーカスして取り組んできた9年間でした。

インスタベースとは

事業概要です。会社設立時より「インスタベース」という日本最大の掲載スペース数を誇るレンタルスペースのマッチングプラットフォームを運営しています。

「インスタベース」とは、「場所を探し、使いたい人」と「場所を持ち、提供したい人」をマッチングするサービスです。一人ひとりの目的や条件に合うさまざまなレンタルスペースを、使いたい時に使いたいだけフレキシブルに予約して使うことができます。

インスタベースのビジネスモデル

ビジネスモデルはいたってシンプルです。「インスタベース」上で成立した予約に対する金額の一部を、スペース掲載者から手数料としていただくのみの「完全成果報酬モデル」のサービスになっています。

ユーザーに寄り添った料金体系

料金体系もわかりやすくシンプルな設計にしています。スライド左側のスペース利用者に発生する費用は、使う分のスペース利用料のみです。月額会員費用やその他のスペース利用料に上乗せして徴収する手数料などは一切ありません。

スライド右側のスペース掲載者は、先ほどのご説明のとおり「インスタベース」上で成立したスペース利用料の一部を成約手数料として当社にお支払いいただくのみとなっています。

スペース掲載料としての月額固定費用などは一切発生しませんので、極端に言えば「インスタベース」上で予約が1件も成立しなければ、お支払いいただく金額はありません。リスクなく遊休スペースをレンタルスペースとして有効活用でき、安心してスペース掲載を始められる環境をご用意しています。

幅広い利用用途でマッチング効率を追求したプラットフォーム

「インスタベース」の特徴的な要素についてご説明します。昨年1年間で2,200万人以上の方々がサイトにアクセスしており、掲載されている約2万5,000件のスペースのいずれかを閲覧している状況となっています。

スライド中央の円グラフは、昨年1年間における「インスタベース」上で獲得した予約の利用用途の内訳です。予約の大半が1つの利用用途に集中することなく、幅広い利用用途でまんべんなく集客しており、「インスタベース」の強みともいえる特徴となっています。

今後も引き続き、1件でも多く掲載スペースに送客できるようなプラットフォームづくりに取り組んでいきたいと思います。

インスタベースの成長を支える当社の強み

「インスタベース」の成長背景にある当社の強みは、会社設立時から現在に至るまで高いコスト意識を持ち、最小限のリソースで最大限の結果を生み出し続けることを追求してきた点にあります。

生産性の最大化のため、あらゆる業務プロセスを省人化およびシステム化することで、効率的に結果を出す組織体制を築いてきました。また、プロダクトサイドだけではなく、ビジネスサイドにおいてもデータドリブンな意思決定を行う文化ができています。

基本的な要素だと思われるかもしれませんが、この基本的な「コスト最小化」「効果最大化」「データ分析」の3つに非常に注力し続けてきたことが、現在の当社の強みとなっています。

重要指標の成長推移:実利用数

2023年3月期第3四半期の業績についてご説明します。「インスタベース」において、当社では実利用総額を最重要指標としています。実利用総額は実利用数と実利用単価を掛け合わせることで算出できます。まずは実利用数についてご説明します。

実利用数は、これまで右肩上がりの成長を継続しています。第3四半期においても、いくつもの施策を積極的に実行したことにより、新規ユーザーの獲得や予約数、リピート率を向上させることができ、前年同期比で30.5パーセントの成長となりました。

重要指標の成長推移:平均実利用単価

実利用単価については、コロナ禍で1予約あたりの利用人数や利用時間が減少したことにより、平均単価自体は落ちました。しかし、直近では長時間利用の促進やコロナ禍の収束に向けた動きから、前年同期比で7.6パーセント成長しています。

実利用単価の全体的な傾向としては徐々に回復していますが、コロナ禍が収束した時に、コロナ前と同じ水準に戻るとは言い切れません。そのため、当社としては変動幅の小さい実利用単価ではなく、実利用数の最大化に注力していきたいと考えています。

なお、今回は当社のあらゆる側面をご認識いただきたいと思い、平均単価についてのご説明を含めましたが、実利用単価は基本的に変動幅がそれほど大きくない指標となりますので、今後は、変動が生じた際に適宜みなさまに開示していきたいと思います。

重要指標の成長推移:実利用総額

このように各重要指標を成長させることができた結果、最重要指標である実利用総額自体が前年同期比で40.3パーセント成長の11億1,200万円を突破し、過去最高の実利用総額となりました。また、第3四半期までの実利用総額の累計は、業績予想に対して79パーセントの進捗となり、順調に推移しています。

【前年同期比】2023年3月期 第3四半期 利用用途別の成長推移

スライドのグラフは、前年同期比での利用用途別の実利用数と1予約あたりの平均利用時間の成長率を示しています。

スライド左側の実利用数においては、季節性の高いパーティー等を伸ばすこともさることながら、季節性を伴わずリピート率の高い利用用途であるビジネスや美容・セラピー、レッスン・講座なども着実に成長させることができました。むしろ季節性を伴わない利用用途のほうが、高い成長を実現しています。

スライド中央の1予約あたりの平均利用時間においても、リピート率の高い利用用途での利用時間が伸びています。結果として、スライド右側に記載のとおり、全体としては前年同期比で140パーセントの成長を実現しています。

重要指標の成長推移:掲載スペース数

最重要指標である実利用総額を最大化するためには、掲載スペース数の成長が欠かせません。こちらにおいても、検索エンジンなどを通じた「インスタベース」への自然流入によるスペース獲得が堅調に推移したことにより、前年同期比で44.0パーセントの伸長となりました。

今後も変わらずオンラインからの自然流入に加え、大手企業とのアライアンス等を通じて掲載スペース数を獲得し、最大化を実現していきます。

2023年3月期 第3四半期 業績:前年同期比

2023年3月期第3四半期の業績についてです。各重要指標の成長に伴い、売上高は第3四半期累計で前年同期比27パーセント増の8億4,400万円となっています。営業利益以下各段階利益においては、第3四半期累計で業績予想に対しいずれも90パーセントを超える進捗率となっています。

コスト構造:販管費の内訳

2022年3月期と2023年3月期の各第3四半期会計期間における、販管費の内訳の比較です。広告宣伝費、支払手数料、地代家賃を中心に費用が増加しています。広告宣伝費については、利益が確保できるROAS指標(リターン・オン・アド・スペンド)、つまり投下した費用を上回るだけの売上を確保できるようWeb広告を中心とした集客を積極的に強化しました。

支払手数料については「インスタベース」の実利用総額拡大に伴い、決済手数料も増加しています。地代家賃については、昨年4月の本社オフィスの表参道移転に伴い増加しています。

第3四半期トピックスサマリ

第3四半期におけるトピックスをご説明します。昨年12月16日に東京証券取引所グロース市場に上場しました。上場時の資金調達により、資本金を1億6,739万円に増加しました。この上場をスタート地点として、これまで以上の事業拡大ができるよう尽力していきますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

第3四半期における取り組み:掲載スペース数の増加

第3四半期における新たな取り組みをご紹介します。掲載スペース数を増加させる取り組みとして、2022年11月に株式会社USENさまとのサービス連携を開始しました。

株式会社USENさまが運営する「アプリンク」を利用する店舗が、空き時間や空きスペースを「インスタベース」に掲載し、新たな収益チャネルを創出することができる取り組みとなっています。

第3四半期における取り組み:UI/UXの改善

UI/UXの改善の取り組みとして、2022年12月に株式会社リコーさまとのサービス連携を開始しました。株式会社リコーさまが提供する「RICOH360 Tours」という商品でスペースを撮影した360度画像を「インスタベース」のスペースページに掲載することが可能となっています。

スペースページに掲載された360度画像をスペース利用者が閲覧することで、スペース内部の状況を詳細に把握できることから、サービスとしてのUI/UXの改善につながる取り組みとなります。

また、サービスの顔である「インスタベース」のトップページをリニューアルして利便性をより高めるとともに、レンタルスペースの魅力やワクワク感を伝えるコンテンツを追加しました。こちらは「instabase Meet」という名称でトップページに載せています。

第3四半期における取り組み:新規ユーザーの獲得

新規ユーザー獲得の取り組みとして、新たな決済手段である「Amazon Pay」を導入しました。2022年12月単月で、すでに全体の10パーセント以上が「Amazon Pay」を使用した予約となっています。

また、マーケティング施策として、人気YouTuberであるインフルエンサーとのコラボレーション企画を実施しました。

第3四半期における取り組み:リピート率の向上

リピート率の向上の取り組みとしては、シャープマーケティングジャパン株式会社さまとのサービス連携を開始しました。スペース内に設置するスペース利用ガイドやスペース紹介の掲示物などの印刷物について、「インスタベース」の管理画面からテンプレートを選び、コンビニで簡単に印刷することができます。これにより、スペース利用体験の向上やリピート率の向上を図れると考えています。

また、キャンペーン施策も積極的に実行してきたことで、リピート利用を促進し、利用数の最大化にもつなげることができました。

以上が、2023年3月期第3四半期の業績のご説明となります。

2023年3月期 通期業績予想 上方修正

続いて、2023年3月期の通期業績予想についてご説明します。第3四半期までの取り組みの結果、各指標が好調に推移したため、売上高および営業利益に続くすべての利益において、当初の業績を上回る見込みとなりました。そのため、通期業績予想を上方修正します。

その結果、売上高は前年比30パーセント増で過去最高の11億5,600万円となる見込みです。営業利益は、当初前年比1パーセントの成長を見込んでいましたが、今回の修正で前年比11パーセント増、こちらも過去最高の2億3,500万円の着地となる見込みです。

市場規模

成長戦略についてです。当社が展開している「インスタベース」は、スペースシェア市場にカテゴライズされており、2021年度における市場規模は3,564億円です。2030年には市場規模が4.4兆円に拡大すると想定されており、成長軌道にある市場でサービスを展開できていると言えます。

この拡大の背景には、当然のことながらインターネットの普及がありますが、それと同時に、個々人があらゆるアセットを気軽にシェアできる環境になってきたことも挙げられるかと思います。

シェアリングサービスは、あらゆる「ムリ・ムダ・ムラ」を解消する力を持っています。スペースの領域でも、遊休スペースの開放が進んでいくことでスペースの利活用が促進され、スペースを軸とした経済活動がより発展していくことで、今後はますます、日本中どこであっても誰であっても、夢として思い描いていたことに挑戦できる世の中になっていきます。

インスタベースの成長戦略

飛躍的成長の実現に向けた今後の「インスタベース」の成長戦略として、「集客力の向上」「掲載スペース数の最大化」「UI/UXの最適化」の3つに注力していきます。

その中でも特に、スライド中央に記載している「大手企業とのアライアンス拡大」を強化していきたいと考えています。大手との取り組みを広げていくことで、「インスタベース」への認知と信頼を高め、より多くの方々から使われるサービスへと成長させていきます。

既存事業の成長を主軸においた新規事業の展開

その道筋として、まずは既存事業である「インスタベース」から生み出される利益を最大化していきます。それにより生み出された利益を、既存事業の周辺領域を開拓するための新規事業に投資していきます。そして最終的には、その先の新たなマーケットへの進出を実現したいと考えています。

当社としては、この成長戦略が大いに可能であると言えるだけの業績や実績、経営体制を築いてきたと自負しています。

2023年3月期 第4四半期における取り組み①

この成長戦略にしたがって、2023年1月からすでに開始している第4四半期の取り組みについて、3点ほどご説明します。

1点目は、京都トヨタ自動車株式会社さまとの連携です。京都トヨタ自動車株式会社さまの3店舗内のスペースをレンタルスペースとして提供することで、主にビジネス用途で場所が必要な方に対して利便性の高いスペースを提供するだけでなく、「スペース利用」という接触ポイントを作ることでなめらかな来店動機を創出することも狙いとしています。

スペースご利用の際には、駐車場も無料でご利用できます。車移動を伴う業務をされている方や地域住民の方が、手軽にスペースをお使いいただける環境を実現しています。なお、1月に3店舗から始まりましたが、2月現在ですでに6店舗まで掲載が増えている状況です。

2023年3月期 第4四半期における取り組み②

2点目は、アイリスオーヤマ株式会社さまとの連携です。予約したレンタルスペースで、アイリスオーヤマ株式会社さまの製品を実際に手に取って利用できる、実証実験を目的とした連携となっています。

アイリスオーヤマ株式会社さまの家電製品をレンタルスペースに設置することで、利用者は実際にそれらの製品を使って調理や掃除などが行えるため、まるで自宅にいるような感覚で無料で製品を体験することができます。

レンタルスペースの利用を通じて、アイリスオーヤマ株式会社さまの製品の購入を検討しているお客さまの「気になっていた」「実際に使ってから判断したい」というニーズに応えることが可能となるだけではなく、魅力ある製品を購入する前に実際に使うことができることで、レンタルスペース自体が付加価値のある体験提供の場となることも目的としています。

2023年3月期 第4四半期における取り組み③

3点目は、三協フロンテア株式会社さまとの持続可能な社会の実現に向けた連携です。これにより、移動可能で繰り返し使うことができる「MOBILE SPACE」というサービスを「インスタベース」上で予約することが可能となりました。

「MOBILE SPACE」の多くは郊外にあり、カルチャー教室や勉強会、ホームパーティなど、地域住民のみならず友人や親戚の集まりなどで利用できるようになっています。さまざまな活動を自宅以外の場所で気軽にできるようにとの思いでスペースを提供し、予約受付をしています。

持続可能な社会の実現には、このような取り組みが今後、非常に重要になってくると考えています。当社としては、価値あるサービスをしっかりと提供していけるように尽力していきたいと思っています。

質疑応答:佐藤社長の渡米の動機について

「佐藤社長はどのような動機でアメリカに行こうと思ったのでしょうか?」というご質問です。

もともと私は高校生の時から「大学に入ったら起業したい」と思ってはいたものの、大学1、2年生と特に起業することもなく、学生生活を楽しんでいました。しかし、大学3年生になり「このままではまずい」と感じるようになり、ネット系のサービスを展開するスタートアップを起業するのであれば、インターネットのメッカであるシリコンバレーで現地の雰囲気や企業を見たいという思いから、アメリカに行く決断をしました。

質疑応答:コーポレートカラーについて

「コーポレートカラーがオレンジ色なのは佐藤社長の趣味ですか? 法政大学出身だからですか?」というご質問です。

法政大学は一切関係ありません。当社が運営するレンタルスペースの予約プラットフォームは、サイト上で予約ができますが、予約したお客さまが実際に現地に赴くことで、勉強会や講座、パーティーなど、リアルな場所で交流し、すてきな時間を過ごすことができるサービスです。

リアルをより革新する、革命的なサービスを展開していくのであれば、コーポレートカラーは青色のような優しい色ではなく、熱気が帯びているような赤系の色だろうと共同創業者の髙畠とも話し、最終的にオレンジ色に近い赤色を採用しました。

質疑応答:「インスタベース」について

「起業当初から『インスタベース』を行っていたのですか?」というご質問です。

おっしゃるとおりです。2014年4月にRebaseを立ち上げ、2014年5月に「インスタベース」をリリースしていますので、起業当初から「インスタベース」のサービス開発をスタートしています。

質疑応答:賃料やリモートワークについて

「オフィス賃料は代官山より高くなりましたか? リモートワークはどれくらい行っていますか?」というご質問です。

代官山時代と比べてオフィス面積も3倍近く広くなっているため、それに伴いオフィス賃料が増加しています。

勤務形態については、基本的に出社勤務としています。ただし、コロナ禍において緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された時には、必要に応じてリモートワークにスイッチしたり、リモートワークと出社のハイブリッドで勤務したりするかたちで業務を行ってきました。

現在は、緊急事態宣言などは発令されていないため、基本的に全員出社しています。

質疑応答:サービス連携について

「『アプリンク』のように、API的にサービスをつなげるのはおもしろいですね。今後もこのような提携は行っていくのでしょうか?」というご質問です。

今後の成長戦略でもお伝えしましたが、自助努力でサービスをより良いものに改善し、より付加価値がある機能を追加することで利便性を高めていきます。それと同時に、大手のみならず、企業や外部サービスとの連携により成長していきたいと思っていますので、今後も、APIによるサービス連携は行っていく予定です。

ただし、サービス連携に依存した成長ではなく、まずは「インスタベース」をしっかりと伸ばしていきたいと思っています。

質疑応答:民泊サービスとの比較について

「民泊サービス『Airbnb』と比べた時のメリットはありますか?」というご質問です。

「インスタベース」は宿泊を伴わない時間貸し、もしくは1日単位での利用が可能なスペースを予約できるプラットフォームサービスですので、民泊サービス「Airbnb」と比較すると、時間単位で場所を借りられる点がメリットだと思っています。

また、「インスタベース」は時間単位で場所を借りられるため、よりフレキシブルに場所が借りられ、ニーズに応えていけることが特徴だと考えています。

質疑応答:実利用総額に対する売上の割合について

「GMVに対するテイクレートは30パーセントくらいになっているのでしょうか?」というご質問です。

その認識で間違いありません。当社では実利用総額をGMVとして管理しており、実利用総額に対する売上の割合は30パーセント前後となっています。

質疑応答:目標とする売上やGMV数値について

「当面、目指している売上やGMVの数値はありますか?」というご質問です。

売上やGMVについては社内で鋭意精査し、しかるべきタイミングでそれぞれの目標値を発表していきたいと思っています。

質疑応答:競合する同業他社について

「競合はどのような会社になりますか? 利用目的によって異なるイメージでしょうか?」というご質問です。

競合は、2019年に当時の東証マザーズに上場した株式会社スペースマーケットさまが同業他社に該当すると思います。

利用目的のイメージとして、当社のサービスの特徴は、特定の用途に偏らない幅広い目的、用途で予約できることにあります。そのため、創業時から日常的に利用しやすいスペースの獲得に注力し、多くのスペースを獲得してきました。

また、日常利用のようなリピート率の高いスペースのご利用が多いのも「インスタベース」のお客さまの特徴だと思います。

質疑応答:市場規模について

「マーケットとしてはどの程度を想定していますか?」というご質問です。

市場規模については、スライド31ページをご覧ください。

質疑応答:継続的な黒字経営について

「黒字を継続していけるのか心配です」というご意見です。

当社は創業1期目から、売上を伸ばしながら1円でも多くの利益を出すこと、そして出し続けることに強いこだわりを持って経営を行ってきました。今後も増収増益を意識して注力し、みなさまに結果をお見せしていきたいと思っています。

質疑応答:競合、広告の差別化について

「競合はどのようなところになるのでしょうか?」「『Google』で検索するとリスティング広告で3件表示され、そのうち、スペースマーケットは掲載件数も似た水準です。どのような差別化ができるのですか?」というご質問です。

1点目の競合については、先ほどもお伝えしたとおり、同じく東証グロース市場に上場している株式会社スペースマーケットさまが競合他社と認識しています。

2点目の差別化については、創業時から、あらゆるキーワードの中でもロングテールキーワードに対する対策を行っており、表面的なSEO対策ではなく、付加価値によりサービスの魅力を上げていくことで、検索エンジンでの上位表示を目指すという本質的な対策を心掛けてきました。

今後も、このような本質的な取り組みにより付加価値を高め、他社と比較しても上位表示されるサービスとなれるよう注力していきます。また、このようなキーワード検索に対する取り組みは継続して行っていきます。

質疑応答:集客コストについて

「最近は広告単価も上昇してきているようですが、集客コストは何回の利用で回収できるのでしょうか?」というご質問です。

集客コストについては、これまでも非常にこだわってきたところです。当社では、あらゆるプロモーションやマーケティング施策において、投下した費用を上回るだけの売上を得られるのかという点を想定し、そちらに基づいて効果検証を行っておりますので、ROASを見ながら、一つひとつの施策が赤字になることのないよう、しっかりと管理しています。

したがって、基本的に広告宣伝費をはじめとしたマーケティング費用は、1回の投下で回収できるように行っています。

同時に、LTV(ライフ・タイム・バリュー)も指標の1つとしていますので、そちらを意識したプロモーションを行い、コスト意識を高めて、結果を最大化できるようにしていきたいと考えています。

質疑応答:利益のマイナス成長について

「売上が伸びているにもかかわらず、利益がマイナス成長なのはなぜですか?」というご質問です。

(利益率の低下要因として、第3四半期累計期間における)前年との比較で、主に4つの項目で費用が増加していることが要因となっています。その中でも、利益を確保していくために投下する広告宣伝費が約3,600万円増加しています。それと同時に、昨年4月にオフィスを代官山から表参道に移転しているため、移転関連費用でコストが今期から増加しています。また、上場関連費用の部分も膨らんでいます。

さらに、上場時の資金調達により資本金の増額を行っていますので、こちらに対する税金が増えています。このように一時的または新たに発生したものが多いのですが、これらが全体的なコストが増えた要因となっています。

質疑応答:株主優待について

「株主優待の予定や検討はありますか?」というご質問です。

現状、具体的には検討していませんが、今後、株主還元の選択肢の1つとしてもちろん検討していきたいと思っています。

質疑応答:株価について

「株価がかなり下がっていますが、どのような対策を考えていますか?」というご質問です。

当社としては、現状の株価を真摯に受け止め、継続的に結果を出すことで信頼を得て、より評価を得られるような取り組みを今後も行っていきたいと思っています。中長期的な目線で、当社をご支援いただけたらと思います。

質疑応答:不動産について

「御社は不動産をお持ちですか?」というご質問です。

当社は不動産を所有していません。

質疑応答:今後の成長について

「今後も高い成長を期待できますか?」というご質問です。

こちらは今後の計画になるため、詳細が決まり次第、適宜開示させていただきます。当然のことながら、高い成長を実現するために会社を立ち上げていますので、期待にしっかりと応えられるように成長していきたいと思っています。

質疑応答:利益率について

「利益率が高いですね。今後もこの利益率を継続できますか?」というご質問です。

こちらについても今後の計画に入る部分だと思いますので、詳細が決まり次第、具体的な計画を開示したいと思います。

しかしながら、当社としてはサービスを成長させて、業績を上げていきたいと考えていますので、既存事業から生み出される利益を上げていき、その利益を新たな取り組みや新しい機能・新しい領域へ投下する原資としていきます。

また、上場時にもお伝えしましたが、当社はどちらかというと、利益率を維持もしくは継続していくことよりも増収増益に強いこだわりを持っています。

質疑応答:スペースの利用用途について

「スペースの利用用途を、多い順に教えてください」というご質問です。

当社が管理している利用用途の定義は、上から多い順に「ビジネス」「趣味・遊び」「スポーツ フィットネス」の3つです。

スライド13ページに、現時点におけるスペースの利用用途の割合を載せていますので、ご覧いただけたらと思います。

質疑応答:会社経営で大切にしていることについて

「会社経営をするにあたって、大切にしていることは何かありますか? また、尊敬している、参考にしている経営者を教えてください」というご質問です。

私たちがこだわってきたこととしては、「今、世の中のトレンドはこうだから」「周りのスタートアップはこんな取り組みをしているから」「スタートアップはこうじゃないか」というように、自身を型にはめて取り組んだり、取り組む内容を決めたりすることを避けてきました。

きれいな言い方にはなりますが、トレンドにとらわれずに「自分たちだからこそできることは何なのか」「自分たちが本当になすべきことは何なのか」を、自分自身と向き合い、自身に問い続けながらサービスを展開してきました。

今後も自らを型にはめてしまうような会社の在り方や、サービス展開ではなく、枠にとらわれない自由な発想で、あらゆる可能性を模索し、より多くの人に幸せですてきな時間を提供できるようなサービスを手掛けていきたいですし、そのような会社だとみなさまにご認識いただける会社になりたいと思っています。

尊敬、または参考にしている経営者はたくさんいますので、1人に特定するのは非常に難しいところですが、勉強になり、見習いたいと思う経営者の方は日本国内においても数多くいます。真似るべきところは真似て学びながらも、自分のスタイルを確立していきたいと思っています。

質疑応答:宿泊の可否について

「借りた場所に宿泊することも可能ですか?」というご質問です。

率直にお伝えすると、できません。我々のサービスは宿泊を目的としたものではなく、時間単位もしくは1日単位でスペースをご利用いただくもので、宿泊を伴わないご利用の予約を受け付けているプラットフォームになっています。

質疑応答:高成長の継続について

「20パーセントから30パーセントの成長は何年くらい続けられそうですか?」というご質問です。

現時点では、高い成長率を維持し、今まで以上に事業成長できるように尽力していきたいと思っています。そのためにも、1人でも多くのユーザーに支持されるサービスや会社であることを目指して努力していきます。

質疑応答:掲載スペースのエリアについて

「掲載スペースは、三大都市をはじめ都市圏に集中しているのですか?」というご質問です。

東京都、大阪府、神奈川県の3エリアで掲載スペース数全体の60パーセント以上を占めています。それ以外にも、愛知県や福岡県も以前と比べて増えていますし、最近では、京都府や兵庫県でもスペース数が非常に増えています。

質疑応答:成長戦略と新規事業の展開について

「今後の成長について、どのようなイメージや戦略を持っていますか?『インスタベース』だけではいつか頭打ちになってしまう気がします。長期的には『インスタベース』以外のサービス展開や商材を扱うことはあり得ますか?」というご質問です。

成長戦略のパートでもご説明しましたが、こちらについては、こだわっている部分でもあります。会社を立ち上げた時に、会社名を「Rebase」としたのに対し、サービス名を「インスタベース」としました。

昨今、主力事業のサービス名称と会社名を揃える会社が非常に多くあると思いますが、私たちはあえて会社設立時に会社名とサービス名を分けてスタートしています。理由としては、我々のビジョンを実現していくにあたり、「インスタベース」だけでビジョンを実現できるとは思っていないためです。

必要に応じて、最適なタイミングで最適なプロダクトやサービスを「インスタベース」に加えてしっかりと展開し、我々が掲げている「一人ひとりの『らしさ』であふれる世界」というビジョンに一歩でも近づいていきたいと思っています。

今後の成長イメージとしては、どれか1つのサービスや事業に依存しすぎることのないような経営体制を構築していきたいと思っています。

質疑応答:システム開発のコストについて

「システム開発のコストが気になりますが、すべてを貴社で内製されていますか?」というご質問です。

私たちは基本的にサービスを内製しています。サービスの重要な部分である機能開発については外注先に依頼しておらず、社内で企画から設計、開発まで一気通貫で取り組んでいます。このことは、よりよいサービスを展開していく上で、会社の強みになっていると思っています。

質疑応答:掲載スペース数拡大の営業戦略について

「掲載スペース数を増やすための営業は行っていますか? 営業担当が行っているのであれば、営業担当の人数が貴社の成長のボトルネックになっていませんか?」というご質問です。

私たちは営業担当の人数やスキルに依存したサービス展開をしないように心掛けてきました。先ほど、強みのところでもご説明しましたが、人数を潤沢もしくは過剰に用意せず、極力人を介さずに目標を達成するにはどのようにすればよいのかを考え、その1つとして省人化を目的としたシステム開発を行っています。

スペースの獲得については、もちろん社内に営業チームが存在しているため、アライアンスの強化を中心としたビジネス開発をこれまでも行っていますし、今後も行っていきたいと考えています。

同時に、インターネット検索や周囲からのご紹介など、オンライン上の自然流入で「インスタベース」にスペース掲載していただく方々の登録も重要視しています。

9年間この会社を経営してきましたが、この自然増といえる数をしっかりと伸ばしているかという点について、日々、社内の然るべき部署のメンバーがこの指標を追って、意識して活動しています。

質疑応答:AI活用の検索最適化機能について

「『会社四季報』に『AI活用の検索最適化機能で特許出願』と記載されていました。これはどのような機能ですか? マッチングサービスを行っている他社には真似できないものなのですか?」というご質問です。

特許を出願しているAIを活用した検索内容の最適化機能についてご説明します。例えば「インスタベース」のサイト内で「渋谷」や「新宿」などエリアを絞って検索いただくと、お客さまが選べるスペースの候補がリストページ上に出てきます。他にも条件があれば指定して絞り込み、気に入るスペースを探していただきますが、検索時に、探している利用用途や条件に合った最適なスペースを可能な限り表示できる機能となっています。

スペース掲載者には、数多くのスペースの画像を登録していただいていますが、AIを活用することにより、例えば「会議室」で調べたお客さまに対して、数多くの登録画像の中から「会議室」に最適な画像をリストページに表示させることで、結果として、リストページではお客さまが求めているものをご提案できるようになります。

リストページでは、表示されている一つひとつの画像がお客さまの求めている内容と一致できるよう、AIを活用した画像認識、画像判定を検索機能に組み込んで展開しています。

AIにより、検索機能の精度は非常に上がってきています。さらなる改善の余地はありますが、お客さまが求めているスペースをリストページ上でご提案できる環境という点では、過去に比べて改善できていると思っています。

(追記:他社には真似できないか否か、については、技術的には真似が不可能なものではないかもしれませんが、特許によりこの機能を保護し、競合優位性に繋げたいと考えています。)

質疑応答:筆頭株主のelpidoについて

「筆頭株主のelpidoとの関係を教えてください」というご質問です。

elpidoは、私の資産管理会社です。

質疑応答:テレビCMの検討について

「テレビCMにより『インスタベース』の知名度を一気に上げていくことは考えていますか?」というご質問です。

テレビCMはサービスの認知度を高めていくための手段、選択肢の1つであると認識しています。然るべきタイミングで、今まさにテレビCMを今後打っていく必要があると判断した時には、1つの選択肢として取り組んでいきたいと思っています。

現時点では、テレビCMを通じたサービスの認知度の獲得やプロモーションは、特段検討していません。

質疑応答:スペース利用者の年齢層について

「スペース利用者の年齢層の属性はどのようになっていますか?」というご質問です。

利用者の年代別割合は、20代が35パーセント、30代が30パーセント、40代が20パーセント、50代以上が15パーセントとなっています。

質疑応答:事業拡大のための優先順位について

「事業拡大に必要なのは、地道なスペース獲得か利用者の増加のどちらだと考えていますか? また、M&Aで一気に拡大しますか?」というご質問です。

スペースの獲得およびスペース利用者の獲得はどちらも必要です。どちらか一方ということではないのですが、私たちとしては、スペース利用者の方々の増加のほうに重点を置いていますし、これまでもそちらを目標に展開しています。私自身がスペースを使う側の目線でサービスを始めたことも、そのような考えにつながっていると思います。

これまでも「このタイミングではスペースの獲得に注力する」「今はスペースの獲得にリソースを割くのではなく、スペース利用者をさらに増やしていく」というように、チューニングを行いながら事業を展開してきました。

どちらか一方だけが大事ということではないですが、利用者を増やしていかなければ、スペース掲載者の満足にはつながりません。その観点では、スペース利用者をしっかりと増やしていきたいと思っています。

また、さらなる拡大のためには、もちろんM&Aも1つの手段だと考えています。しかし、大手企業とのアライアンスを重要な戦略として位置付けていますので、クオリティの高いスペースを増やしていくことで、利用者数も同時に増やしていけると思っています。

そのため、直近ではM&Aありきでの事業成長というかたちで、今後を見ているわけではありません。

質疑応答:赤字になるリスクについて

「どのような状況で赤字になると想定していますか? どのKPIが悪化すると赤字になるのですか?」というご質問です。

まず、我々の計上している売上高は、実利用総額と我々がスペース掲載者との間で取り交わしている成約手数料率を掛け合わせたものです。実利用総額は、実利用数と実利用単価を掛け合わせて算出しています。この実利用総額に、成約手数料率が掛け合わされ最終的に売上高になります。

今お伝えした4つの指標が、売上高を構成する非常に重要な要素です。この4つの指標が上がれば売上も上がりますし、下がれば売上も下がっていきます。

そのような意味で、スペース掲載者と取り交わしている成約手数料率が悪化していくのであれば、売上に大きく影響を与えます。また、実利用数を増やしていく上で、サイトを訪れた方たちを母数とするCVR(コンバージョンレート)である予約率が下がれば下がるほど売上が下がり、赤字になるリスクが高まります。

実利用単価も影響を与えますし、CVRや成約手数料率は売上に大きく影響しますが、そのほかにサイトに訪問される方々が減ってしまったら、売上高は大きく影響を受けると思います。

当然のことながら、よい時もあれば悪い時もありますので、今後もどのようになるか確定したことはお伝えできません。ただし、1つご安心いただけることとして、私たちはコロナ禍でも臨機応変に対応し、戦略を変更して取り組んできました。

実際にコロナ禍においても売上を右肩下がりに下げてしまうことなく、右肩上がりに伸ばし続けてきたという実績がみなさまにもご認識いただけていると思っています。

今後も変化対応力を持ち、状況に合わせた打ち手や施策を取っていきます。また、常に状況を見ながら根底を流れる戦略で対応し、よりよい結果を出していけるように今後も取り組んでいきます。

質疑応答:スペースの管理清掃について

「スペースの管理清掃はどのように行われているのですか?」というご質問です。

前提として、スペース掲載者および利用者の二者をマッチングするプラットフォームを運営している会社です。私たち自身が現在「インスタベース」に掲載されている全国2万5,000件超のスペース1件1件を管理して清掃しているわけではありません。

実際にスペース掲載者との日々のコミュニケーションで聞いた範囲では、自らが清掃対応をされている方もいますし、清掃業務を外部に任せて運営している方もいます。これ以外にも管理方法はあると思いますが、主にこのような管理だと認識しています。

質疑応答:プライム市場への指定替えのタイミングについて

「プライム市場に上場できるタイミングはいつだと思いますか?」というご質問です。

当社としては「早い段階でプライム市場に上がってもよい」と、投資家や株式マーケットのみなさまから思っていただける会社になりたいという強い気持ちは持っています。しかし、現時点において「いつプライム市場に行ける」と言えるだけの評価をいただいている会社ではないと受け止めています。

プライム市場にいつ行けるかということよりも、まずはしっかりと業績を上げて期待以上の結果を残し、投資家のみなさまから信頼いただける状況を作った上で、はじめてプライム市場への指定替えを検討できる企業になれると思います。

今はまだそのような段階ではなく、自分たちがなすべきことを見失うことなく向き合っていきたいと思っています。

佐藤氏からのご挨拶

本日は長時間にわたり、お時間をいただきまして本当にありがとうございます。ご質問に対する回答を通して、想いや考えをお話しできたつもりです。

今の業績・事業規模にとどまることなく、より多くの方に使っていただけるサービスを展開し、より多くの方に信頼していただける会社になってみせたいという気持ちを強く持っていますので、口だけでなく、結果をもって足元の業績にコミットしていきます。

みなさまがより一層期待を持ってRebaseを見ていただけるように、情報を発信し、投資家のみなさまにしっかりと向き合い、行うべきことをしっかりと行っていきたいと思っています。本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。

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