4. 経済不安を抱える70歳代は多い

厚生労働省が公表した「令和4年版高齢社会白書」によると、高齢者が経済的な不安を抱える割合は以下の通りとなりました。

出所:厚生労働省「令和4年版高齢社会白書」

  • 65歳以上:31.2%
  • 65~74歳:32.9%
  • 75歳以上:29.2%

65~74歳がもっとも多くなる背景には、その時代の経済状況であったり、この年代にリタイアを迎える人が多かったりするなどが考えられます。

「年金だけで老後を過ごす」ということが難しくなった現代、何らかの対策が必要であるといえます。

2023年度の年金は3年ぶりにプラス改定となることが発表されましたが、昨今の物価上昇には追いつけず、実質の目減りとされています。

今後も年金受給額は減る可能性も高いため、老後に向けた対策は誰もが必要だと言えるでしょう。