住んで気づいた間取りの不満点とは?
国土交通省が発表した「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」によると、建売住宅を購入するきっかけとなった設備については、「間取り・部屋数が適当だから」が73.6%と最多の結果でした。
間取りや部屋数を重視して建売住宅を選ぶ人が多いようです。
ここでは、建売住宅を購入した30代夫婦の、住んで気づいた間取りの不満点について紹介していきます。
2階リビングは荷物の移動が大変
「リビングが2階にあるので、玄関からリビングまでの距離が遠くて不便です。階段も非常に狭く、食材や家電製品など荷物の移動がとても大変です」とご夫婦は言います。
2階リビングのメリットとデメリットを一覧表にまとめてみました。
2階リビングは、日当たりが良く開放感がある反面、来客時など階段の上り下りが多くなります。
ご夫婦のように、買い物の荷物を持って2階に上がるのが大変だと思う人は、内覧時に階段の幅や勾配などを確認しておきましょう。
窓の位置も要確認
「2階リビングの窓から隣家の様子が丸見えです。つまり、わが家も隣からは丸見えということになるので、たまにお隣さんと窓越しに目があった時は恥ずかしくなります」とご夫婦は言います。
建売住宅の内覧時には、窓の位置や大きさを確認しておきましょう。
窓は日当たりや風通しにおいて重要ですが、防犯面やプライバシーの観点からはデメリットとなります。
とくに近隣から室内が見える位置に窓がないか、1階の窓が空き巣の侵入経路にならないかなど、念入りに確認しておきましょう。