初めて投資で悩ましいのが証券会社の口座開設。どの証券会社を選べばいいのか、迷う人は多いだろう。
そんな時に参考になるのが、口座開設数のランキングだ。多くの投資家に支持されている証券会社は手数料が安いうえ、初心者に無料で学べる機会を提供しており、選べる商品の数も多いからだ。まずはサービスの充実したネット証券に口座を開設して、経験を積むのがいいだろう。
1. 投資初心者にとって大事なサービス・商品
まず、投資の初心者にとって大事な三大要素を挙げていこう。なおこれからランキングに登場するネット証券に関しては、「口座開設・維持費用」といった費用は全て無料だ。
・株式売買手数料の安さ
・投資信託・IPO(新規公開株)の品揃え
・学習環境・情報提供などのサーポート
株式売買手数料の安さ
株式売買手数料は安いに越したことはない。ただ、ランキング上位のネット証券の手数料は十分に安いので、毎日何度も株の売買を行う方以外は、さほど神経質になる必要はない。品揃えと学習環境を大事にしたい。
投資信託・IPO(新規公開株)の品揃え
品揃えについては、投資信託とIPO(新規公開株)取扱件数が重要だ。
投資信託は、例えば日経平均に投資したい、あるいは世界の株に分散投資したいといった時に便利だ。初心者の最初の一歩としても使い勝手のよい商品なので、その品揃えが豊富であることは口座選びの上で重要だ。
IPO株(新規公開株、新規上場株)は、株取引にある程度慣れたら挑戦してみてもいいだろう。IPO株の特徴はなんといってもその勝率の高さ。2016年はIPO株の内、約8割で募集価格(上場前に投資家が買う値段)を初値(上場後最初の値段)が上回った。つまり、勝率は約8割だ。勝率の高さ故に、抽選になるほどの人気なので、IPO株の取扱件数が多いネット証券に口座を開設してくことが大事だ。
学習環境・情報提供などのサポート
学習環境については、無料セミナー、ネット上で無料閲覧できる情報の充実度に注目したい。特に日経新聞の記事を無料で読める場合などは、とりあえず口座開設しておきたい。
2. 口座数トップ3のネット証券各会社の特徴
それでは、口座数トップ3のネット証券各社について、その特徴を解説したい。基本的なとらえ方として、1位のSBI証券、2位の楽天証券の2社はあらゆる面で完成度が高く、これから投資を始める方がまず口座を開設しておきたい証券会社だ。この2社を軸に、ご自身の求めるサービスに強い証券会社の口座を開設することで補完したい。
ランキング1位:SBI証券
SBI証券は383万口座を超える規模で、口座数のみならず、投資家から預かっている資産の額(預かり資産)や、個人投資家の株の売買代金などでもネット証券No.1です。IPO取扱数、投資信託取扱本数もネット証券No.1と、商品ラインナップも豊富。日本株売買手数料もネット証券の中でも安い方いなので、長く付き合っていけるネット証券と言えるだろう。
株式売買手数料 | 10万円→90円、50万円→250円 |
投資信託の数 | 2,472本(業界No.1) |
2016年のIPOの数 | 76社(業界No.1) |
サポート | 基本的な投資情報は一通り揃っている |
※手数料は約定代金10 / 50万円の日本株売買をした際の一回あたりの税抜手数料
※投資信託の数は2017年7月5日に各社HPで確認
ランキング2位:楽天証券
楽天証券はSBI証券に次ぐ口座数を誇る、人気のネット証券だ。特筆すべき特徴は、投資信託をはじめとする豊富な商品ラインナップと、投資情報・投資ツールの充実度。中でも「日経テレコン21(楽天証券版)」には注目したいだ。これにより、日経新聞の記事が事実上無料で読めるため、投資にもビジネスにも役立つ。なお、株式売買手数料はSBI証券と同水準だ。
株式売買手数料 | 10万円→90円、50万円→250円 |
投資信託の数 | 2,441本(業界No.2) |
2016年のIPOの数 | 9社 |
サポート | 基本的な投資情報は一通り揃った上で、日経新聞の記事が実質無料で読める |
※手数料は約定代金10 / 50万円の日本株売買をした際の一回あたりの税抜手数料
※投資信託の数は2017年7月5日に各社HPで確認
ランキング3位:マネックス証券
マネックス証券も投資情報が豊富なネット証券だ。特に、無料オンラインセミナーの充実度はネット証券の中でも群を抜いていると言える。IPOの取扱件数も多い部類だ。株式売買手数料については、10万円程度の少額については安いが、50万円、100万円の取引になると、SBI証券や楽天証券よりも高くなる。売買頻度が低い投資家、少額取引の投資家、勉強熱心な投資家に向いていると言えそうだ。
株式売買手数料 | 10万円→100円、50万円→450円 |
投資信託の数 | 1,027本(業界No.3) |
2016年のIPOの数 | 46社 |
サポート | 基本的な投資情報は一通り揃った上で、無料オンラインセミナーが充実 |
※手数料は約定代金10 / 50万円の日本株売買をした際の一回あたりの税抜手数料
※投資信託の数は2017年7月5日に各社HPで確認
3. 独自の強みを持つネット証券
充実の小型株調査レポートと取引ツールの使いやすさが魅力の岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は、大正12年創業の岡三証券のグループ会社だ。プロである機関投資家からも評価の高い岡三証券による中小型株調査レポートが読むことができるほか、10万円までの一回の取引では99円(税抜)と株式売買手数料が低く、中小型株に興味があるなら心強い存在と言える。取引ツールの操作性や情報量、デザインなどもユーザーから高く評価されているポイントだ。
なお、2018年1月現在、このページから岡三オンライン証券の口座開設を申し込み、開設した口座に5万円以上入金するともれなく現金5,000円がプレゼントされるキャンペーンが実施されている(キャンペーンコード入力必要、2018年3月31日口座申込分まで)。キャンペーン内容も非常に魅力的だ。
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株式売買手数料が安いライブスター証券
ライブスター証券は株式売買手数料が安いネット証券として有名だ。例えば、取引ごとに手数料を支払うコースでいくと、約定金額10万円→手数料が80円、約定金額50万円→手数料が180円、約定金額100万円→手数料が340円(全て税抜)となっている。松井証券が約定金額10万円までは手数料を0円にしているのを除けば、ライブスター証券の手数料の安さは際立っている。
IPO株狙いの投資家には欠かせないSMBC日興証券
SMBC日興証券は2016年に64社のIPO株を取扱っている。これはSBI証券の76社に続く第2位だ。前述の通り、IPO株は人気なので、抽選になることが多い。IPOに強い証券会社の口座は全て開設した上で、どんどん応募するのがIPO株ゲットへの近道である。
4. まだ迷っている方へ
色々とネット証券についての情報を見たものの、まだ迷っているという方もいるかもしれない。それならば、気になる証券会社に資料請求をし、口座開設してみてはいかがだろうか。
どのネット証券会社も口座開設費や維持費は無料であり、資料請求をしたからといって電話でしつこく勧誘されるということはまずない。試しに複数開設してみて、実際に無料で活用してみてからしっくりくるものをメイン口座にするのがおすすめだ。
1位:国内最大の口座開設を誇り顧客満足度も高い
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2位:日経新聞の記事が実質無料で読める。情報・品揃えに強み
>>楽天証券の公式ページはこちら
3位:無料セミナーが充実
>>マネックス証券の公式ページはこちら
番外編1:とにかく株式売買手数料が安い
>>ライブスター証券の公式ページはこちら
番外編2:IPO株狙いの方は欠かせない
>>SMBC日興証券の公式ページはこちら
番外編3 :中小型株狙い+キャンペーンでお得に口座開設
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LIMO編集部