うつむきがちに花を咲かせるたたずまいが大人っぽい印象のクリスマスローズ。花が少なくなる冬の庭を彩る花として欠かせない存在です。

植えっぱなしでも毎年花を咲かせますが、急に花を付けなくなることも。今回はクリスマスローズの花が咲かなくなる原因とその対策を紹介します。

クリスマスローズの開花時期は?

1/5

Natalia van D/shutterstock.com

Natalia van D/shutterstock.com

かつては12月に咲く原種の「ヘレボルス・ニゲル」のみをクリスマスローズと呼んでいました。ほとんどの品種は、クリスマスの頃はようやく花芽が出だしたところ。

名前だけが先行してクリスマスに咲くものと思われがちですが、原種から生み出された改良品種の開花時期は年を越した1~3月頃です。寒い地域では4月に咲きだすこともあります。

初めて植え付けした株が4月を過ぎても咲かなかったり、毎年咲いている株が開花時期になっても花芽を出さなかったりする場合は、何かしらの原因が考えられるでしょう。

クリスマスローズが咲かないのはナゼ?その理由1~3

1. 日照が不足している

2/5

Diana Hlachova/shutterstock.com

Diana Hlachova/shutterstock.com

クリスマスローズは日差しがタップリ当たる明るい場所より、どちらかというと木陰のようなやわらかい光が当たる半日陰を好む植物です。

しかし1年中まったく日が当たらない薄暗い場所では、株が弱って花を咲かせるパワーもなくなります。開花期間中はしっかり光合成ができるように、冬のやわらかい日差しが当たる場所がオススメ。

真夏の強い直射日光は避けたほうがよいので、庭植えの場合は落葉樹の根元などが最適です。鉢植えは季節によって置き場所を変えるとよいでしょう。

2. 肥料切れをおこしている

植物が花を咲かせるためには相当なエネルギーが必要です。長年肥料を与えず植えっぱなしのままにしていると、どうしても栄養不足になりがち。

急に花が咲かなくなったり葉が小さくなったりしたら、肥料切れかもしれません。花芽ができる前の晩秋に肥料を施しましょう。液体肥料を10~4月にかけて月に2~3回程度与えるのも効果的です。

3. 花ガラ摘みをしていない

3/5

Adriana Iacob/shutterstock.com

Adriana Iacob/shutterstock.com

クリスマスローズの花は、ピークを過ぎても咲き終わった花がそのまま株に残ります。見た目は枯れたようには見えないので、ついそのままにしがちです。

開花後は種ができるので採取する目的であればよいのですが、種を採る必要がない場合は早めに花ガラを摘み取っておきましょう。

種を作るためには多く栄養を消費するので、ほうっておくとエネルギー不足になって株が弱ってしまいます。

クリスマスローズが咲かないのはナゼ?その理由4~6

4. 古くて大きな葉を残している

クリスマスローズは常緑なので葉は落ちずにそのまま残っています。古くて大きな葉が数多く付いたままだと葉の陰になって、花芽が出てくる株の中央部に光が届きません。

また古い葉は病気が発生しやすく、黄色く変色していることも。花芽が出る前の11~12月頃にかけて、変色した葉や古い葉を適当に取り除き、株元にタップリ日が当たるようにしましょう。

5. 水分が不足したり多過ぎたりしている

4/5

Nikolay Kurzenko/shutterstock.com

Nikolay Kurzenko/shutterstock.com

基本的に庭植えにしたクリスマスローズにはほとんど水やりの必要はありません。鉢植えにした場合は、旺盛に生育する10~5月までは鉢の表面が乾いたらタップリと水やりしてください。

休眠期の夏は乾燥ぎみに管理します。大き過ぎる鉢に植えると多湿になって根腐れすることも。株の大きさに合ったサイズの鉢に植えるようにしましょう。

6. 株が生長し過ぎている

庭に植えたクリスマスローズは、広いスペースに根を伸ばして毎年どんどん株が大きく生長します。大株になって葉がたくさん茂ると、株の風通しが悪くなり蒸れの原因に。

花付きが悪くなった大株をリフレッシュさせるには株分けがオススメです。10~12月の生育期に、1株に3芽以上付くように分けて植え直しましょう。

また鉢植えの場合は根詰まりを起こしていることもあります。水分の吸収が遅くなったり、鉢底からなかなか水が流れ出なかったりしたら、ひとまわり大きい鉢に植え替えるとよいでしょう。

クリスマスローズが咲かないのはナゼ?その理由7

7. 株が若くて熟成していない

5/5

Marie Shark/shutterstock.com

Marie Shark/shutterstock.com

小さなポット苗のクリスマスローズを購入した場合は、未熟なため開花するまで数年かかることもあります。または花が付きにくい品種だったかもしれません。

すぐに花を楽しみたいときは、すでにツボミが付いている株を選ぶのがオススメ。できるだけ茎が太くしっかりした株を購入すると安心です。

 

まとめにかえて

冬枯れの景色のなかで、ひときわ明るい花を咲かせて庭に彩りを与えてくれるクリスマスローズ。いくら待っても花が咲かないとガッカリしますね。

そんなときはお手入れをしてほしいと訴えているのかもしれません。原因を調べてていねいに世話をすれば、翌年また美しい花を見せてくれるでしょう。